水月凜峯(みなつきりお)

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3/22/2024, 1:53:32 PM

『バカみたい』


“生きたくない”のと “死にたい“とは、
似ているようで まったく違う

“生きるのを辞めたい” のと “死にたい”のも、また
遠く離れているのだろう

生きるのを辞めたいなんて
思っていたとしても
病院で、少し指摘されたくらいで
動揺したり、落ち込んだり、
健康を願ってしまうのは
やっぱり、心のどこかで “生きたい”って
思ってるからなんだろうな

バカみたいって
鼻で笑っちゃう

心の中は、シロクロつけて
固定化することはできなくて

いつでも、そこはグラデーションの世界で

“生きたい”から“死にたい”まで
微妙な多彩な色合いが、オーロラみたいに
波打ってるんだ、きっと


バカみたい じゃなくて
ウソみたいな人生を歩みたいな

微妙な多彩な色彩の中の一色、一瞬の心

それだけで、人生を「こうだ」と 決めつけて
もう後戻りできないかのように
がんじがらめに 固定するんじゃなくて

たまには、オーロラを眺めるように
人生の色彩を眺めてみようかな

バカみたいから
ウソみたいに
近づけるように

揺れる 多彩なグラデーションのカーテンを
重ね合わせて

3/1/2024, 5:28:23 PM

『欲望』


何もしたくない
変わりたくない
変わらないでほしい
だけど、このままが永遠に続くのも嫌
何も考えたくない
何も決めたくない
ずっと眠っていたい
自動的に目的地に辿り着いて欲しい

ときに揺らぎ、ときに窒息し
触れることすらできない心

わたしがわたしだと確認できる感覚
自然と湧いてくる人間らしい感情

何があっても崩れることのない安心感…

私が欲し、望むもの

2/28/2024, 4:48:54 AM

『現実逃避』


あぁ、今日もまた、起きられなかった。
いや、夜のうちに寝ようとさえ、しなかった。
だから、当然、起きられるはずがなかった。

なぜ、眠ろうとしないんだろう


わかってる。
ただ、ただ、甘えてるんだろう
怠けてるんだろう


でも、それ、本当はやりたいことじゃないんだ
わかってもらえないだろうけれど...



理想と現実の狭間で混乱している
迷走している


現状は嫌なはずなのに
現状を変えるための行動も、
"なぜだかわからないけれど"
拒絶してしまっている


もしかして、ファンタジーを夢見てる?
いつの日か、何の苦しみも感じずに
パッと光り輝いて
私の新しい人生が幕を開ける
まるで、別人のように、生まれ変わった生命で。
そう、小説のページをめくるように
それは突然だけど、必然と
やってくるのだと


そんな眩しいページが現れる日を
ただひたすら、待っているのだろうか

それとも、理想とは かけ離れた暗黒のページに
出会わなくて済むように めくろうとするその手を 
止めているのかもしれない。



一つだけ、確かなことは
私の物語は、私にしか描けないということだ


今、私の物語は、脚本家不在だ

人生の脚本家として、もう一度、筆を取るんだ

はじめの1ページをめくろう
さぁ、何を描く?

2/26/2024, 10:39:51 AM

『物憂げな空』


2/2/2024, 2:00:08 PM

『勿忘草』

忘れない、忘れられない思いがある人は
人として 何かが宿り、光っている

私は なんでも すぐに忘れてしまう

覚えておかなきゃならないことさえも

今さっき考えていたことも、何考えていたっけと
わからなくなってしまう

人と話していても 相手は覚えているのに

私は思い出せないことがある

だから、覚えていられる人をすごく尊敬するし
羨ましいとも思う

忘れないでほしいと、人に強く思うほど、
自分自身も忘れなくなるのだろうか

自分にとって、これはとてつもなく大事なことだと
強く感じられれば、忘れないでいられるのだろうか


私は起きてるけど、今は眠ってるみたい
頭がモヤモヤしている
心もモヤモヤしている

起きていても、うっすらとした霧の中で
息しているみたい

時は光みたいに早く進んでいるのに
私の細胞はずっと止まっているみたい
でも、同時にゆっくりと枯れていってもいるみたい
 

勿忘草を 想い人に渡したかった青年は
霧の中にはいなかった
枯れてもいなかった
きっと燃えていた
なのに、悲劇は起きた

青年の思いは、真実の愛として
永遠の愛として、勿忘草に宿ったのだろう

勿忘草
なんて 可愛いらしい花なのだろう
なんと ひたむきな花なのだろう
見ると 心にぱっと光が灯った
止まっていた時が ゆっくりと
動き出していきそうな
そんな気さえした

霧の中に 凛とした青が咲いた
あなたの心に 少しだけ触れた気がした

まだ霧は 晴れないけれど

私も何か 忘れられない思いを持ちたいと思う

その思いを持てた時
目が醒めて、晴れた青空の下を歩ける気がする
凛とした青い心で

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