『現実逃避』
あぁ、今日もまた、起きられなかった。
いや、夜のうちに寝ようとさえ、しなかった。
だから、当然、起きられるはずがなかった。
なぜ、眠ろうとしないんだろう
わかってる。
ただ、ただ、甘えてるんだろう
怠けてるんだろう
でも、それ、本当はやりたいことじゃないんだ
わかってもらえないだろうけれど...
理想と現実の狭間で混乱している
迷走している
現状は嫌なはずなのに
現状を変えるための行動も、
"なぜだかわからないけれど"
拒絶してしまっている
もしかして、ファンタジーを夢見てる?
いつの日か、何の苦しみも感じずに
パッと光り輝いて
私の新しい人生が幕を開ける
まるで、別人のように、生まれ変わった生命で。
そう、小説のページをめくるように
それは突然だけど、必然と
やってくるのだと
そんな眩しいページが現れる日を
ただひたすら、待っているのだろうか
それとも、理想とは かけ離れた暗黒のページに
出会わなくて済むように めくろうとするその手を
止めているのかもしれない。
一つだけ、確かなことは
私の物語は、私にしか描けないということだ
今、私の物語は、脚本家不在だ
人生の脚本家として、もう一度、筆を取るんだ
はじめの1ページをめくろう
さぁ、何を描く?
2/28/2024, 4:48:54 AM