城月凜珠(しろつきりず)

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12/8/2025, 12:41:14 PM

『白い吐息』

 
吐いた息が 真っ白だった

裸の指先が 刺されたように痛い

冷たさで ふいに
背筋がピンと立つ


慌ただしく並び始めた 
門松の向こうに

チョコレートの匂いと
舞い散る桜吹雪の色が 霞む


息を吐く私は 
スローモーションで動いてる

桜前線が来ない
もみの木の下で

瞳に映るのは
葉っぱだけ



深くついた息は やけに重たかった

12/6/2025, 4:36:27 PM

『消えない灯り』



ずっと 心に 灯ってる

忘れているようで

ふとした時に 浮かび上がる

線香花火のような灯り



消そうとしても 消せなくて

虚空に ゆらゆら揺れている



どうして?

目の奥から溢れ出てくる温かさは

悲しみの音なのか

声にならない叫びなのか




お願いだから

この消えない灯りに 物語をください

ただ 灯っているだけなら

私の世界が灰になってしまうから


12/6/2025, 9:04:41 AM

『きらめく街並み』


12/6/2025, 3:53:59 AM

『秘密の手紙』

12/3/2025, 8:49:48 PM

『冬の足音』


さんざめく すずの音
静けさに溶け込む 赤鼻の声

白い雪を こすっては
立ちのぼる 濃いけむり

その向こうに 
きっと 
ほのかな赤みを
帯びた あなたが 
白い息を 肩で
弾ませて
こちらを 見ている


ずっと 待ちこがれてた気持ちは
胸にしまって

あなたの手に そっと手を伸ばす

言葉のない空気が

湯気みたいに

あなたと私を 大きく包んだ








《chat GPTの指導後の修正版》


『冬の足音』


さんざめく鈴の音

浮き足だったトナカイの足音に

急かされるように



純白の雪に

溶けてしまいそうなほど 

飛び跳ねる心臓は

お腹の底へ そっと沈めて



つま先が上がったまま

積もった雪に 吸い込まれそうに

前のめりになった私は



世界を白銀に染めたような 

指の長い手に

触れたくて 



かすめた 

指先のぬくもりが



頬を刺す空気に

じわっと 溶けていった

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