『どこまでも』
永遠という言葉に
憧れて、期待して、追い求めて、
なにかに気がついた時、
恐怖したり、諦めたり、後悔したり、
例えば、私は
永遠の命を時々怖く感じる
不老であるとか
病気にならないとか苦しまないとか
色んな条件と共にない限り
文字通り「一生を苦しむ」事になる
体だけじゃない、人生そのものが
本当に終わりのないマラソンになる
その都度ゴールを儲けても
次の新たなスタートが待ってる
本当にどこまでも続く事になる―――
これってまるで、
生きたまま幽霊でいるみたい
どこまでも続く幸せって
死というゴールの上に
初めて成り立ってる
……のかもしれないと感じた―――
〜シロツメ ナナシ〜
『未知の交差点』
〜星の図書館〜
――おや、いらっしゃい
っふふ、星の栞で飛ぶのも
慣れてきたようですね
私としてもありがたい限りです
さて、どうぞ (パチン)
あなたはコーヒーでしたね
ミルクとお砂糖も、
ここに一緒に置いときますね
話したいこと、ですか?
ええもちろん
「プラネタリウム」ルーム 行きますか?
―――そこまでじゃない
わかりました
では、いつもの図書館の
広間の一角で大丈夫そうですね
さて、
「交差点の夢をみた」、ですか
少し興味がありますね
せっかくですし、
私の小さな書物の参考に
ぜひ聞かせてください
場所は、
道路は知ってるけど
並びは色んなものが混ざってた
知ってる場所に、
違う交差点の建物や信号が使われてた
行く先々で、
その都度そんな感じの光景が訪れたと
最後はまだ道の途中だけど
霧に包まれて次第に目が覚めた、と
ふむふむ、面白いですね
なんだか、今日までの人生
過去の出来事をたった一晩で
まとめて通ったようですね
?
まだ全部は通った気がしない?
ええ、そうでしょうとも
私のこの図書館を利用したとしても
あなたが生きてきた人生を
一晩で振り返ったり反省したりするのは
とてもじゃないですが難しいでしょう
ですが、そうですねぇ…
その交差点を進んできて、
どうでしたか?
怖かったのか、辛かったのか、
楽しかったのか、何ともなかったのか、
悲しかったのか、悔しかったのか、
1番大事なのは、
その通った時のあなたの気持ち
なんだと思います
その気持ちは私は今は聞きません
あなたが話したい時に話せば良いんです
ですが今は1度、
自分自身に聞いてみてください
選ぶ度にその先のワクワクが勝ったか
それとも選ばなかった道に後悔したか
あなたの心の奥底の気持ちが
その夢を見せたのかもしれませんね
選んだ道をどう感じたでしょう
選ばなかった未知をどう考えるでしょうか
誰ひとりとして、選べたかもしれない
選べる選択肢の全てを選べませんし
掴むことはできませんからね
選んだひとつひとつを
積み重ねるのが人生ですからね
選ばなかった道ですか?
その道は基本的には消えます
「選ばれなかった」という役目を果たすために
ですが……そうですね
今から改めて選んだり、はたまた
想像することは出来るかもですよ?
それは良くも悪くも、
それが、「物語のひとつ」になるので
決して無駄ではありませんし
楽しみかもしれませんし、
後悔かも…知れませんし、
新たな積み重ねになるかもしれませんし
―――不安ですか?
それはとてもいいことです
なぜか、ですか?
それは、
「あなたがまだ生きていたい証拠」
それから
「今よりも自分を幸せにしたい証拠」
でもあり
少なからず「頑張ろうとしてる証拠」
ですから、とても良いこと なんです
あなたのこれからが
今より良くなることを願ってますよ
私は、今回のように
小さなお手伝いしかできませんが
いつでも力になりますからね
さて、まだ時間はあるみたいです
ほかの本を見てもいいですし、
もう少し語っても良いですし、
心の整理も、もちろんできますよ
あなたが今より、
ひとつ、もうひとつ、
また良くなりますように―――
〜シロツメ ナナシ〜
『一輪のコスモス』
私でも思い出した
「一つの花」と言う教科書のお話
自分の生きるこの世界のどこかで
いまだにこの話の事が起こってる
なぜ戦いが起こるのか
なぜ辞められなくなるのか
なぜ怯えてしまうのか
同時にその事に、私は、
止められない自分の小ささへの悔しさ
興味があまり無いという気持ち
もし止める力があったとしても
立ち向かうことそのものへの恐怖
それらに対する大小様々な情けなさ
自分を責めなくていいと思いつつも
自分を律しなくていいと思いつつも
これは他人事だと頭では思いつつも
―――これは、
……いつか我が身に
降り掛かってくる出来事なのでは?と―――
私は、考え続ける
そして、
動き続けて、問い続けて、
せめて、手の届く範囲で
私なりの応えを、出し続ける―――
これは
世界一臆病者な私に出来る
数少ない、向き合い方と逃げない方法
〜シロツメ ナナシ〜
『秋恋』
「つまり私の出番か!?」
ぁークロツメ……
呼ぶつもり無かったんだけどなぁ
「私を呼ぶってことは
テーマをぶった切りたかったか
思いつかなかったかの二択だな!」
せめてあと一択欲しかった……
『タイトル決定
〜シロツメクロツメ雑談会〜 』
「んで、秋の恋?」
そう、知っての通り
人のを見聞きするとか
作品としてはテーマになるなぁと
分かっちゃいるんだけど
恋に関することは見聞き専門
みたいなとこあるから
「それでいいのかアンタは…」
返す言葉もありません……
「まぁそのための私なわけだが
とりあえず妄想しまくるか?」
それは出来れば控えたい…
なまじリアルな経験がないと
その書くもの全てがギャルゲーとか
みたいな仕上がりになるから
「いっそギャルゲー書いちゃえ!」
えー、まぁ……妄想は捗るし
頭ん中は幸せかもだけどさ
「それでもいいんじゃね?
よし!ならいっその事
今回の「秋恋」をテーマに
ここでシチュ出せるだけ出して
読者(リスナー)のネタ探ししてやろ!」
誰得かわかんないなぁこれ……
「細かいことは なしなし!
それに 妄想でしかありえないから…
…で終わったらもったいないじゃん!」
なるほど、わかった
「んじゃとりあえず、
〇〇の秋なんだから、
そういう関連で偶然で会うとか
よくありそうじゃん?」
スポーツジムで偶然で会うとか?
下心で始めたけどなんか続いた〜とか
そこからなんか上手くいってもて始めたとか
ちょっと筋肉にお願いしてこよう
「読書の秋なら
本屋さんとか図書館とか
手が触れ合うとか
超ド定番系は全部擦ってこう!
定番は擦ろうと思わないと擦れないからね!」
食欲の秋なら
スイーツショップめぐりも今ならありか
スイーツ男子だって割と普通だし
「ありあり
カワイイ系に入ってあの人と!?
みたいなシチュとか妄想捗るじゃん」
どっちかかどっちもかが気まずくなるやつね
今なら麺の店を巡ってる系もありかも?
ラーメンはもちろん、うどんそば系も
「あとは……なんだろ?
芸術、読書、スポーツ、食欲……」
睡眠!!
「…だから人との繋がりが
少ないんだろうがお前は……」
ぁ はいすみません……
「まぁ否定できんけどな
睡眠の秋はマジで幸せだし
しかし……無理やりにでも睡眠で
恋に発展……するかね?」
私の無い頭では
せいぜい夢オチに仕上げる
ぐらいしか思い浮かびません……
「ですよね〜
その話はまた別の時に使え〜」
が、がんばります💦(オチなし)
〜シロツメ ナナシ〜 (謝)
『愛する、それ故に』
すき、好き、大好き
なのに、……ダイキライ
好きすぎて……好きすぎて!
ダイキライ!
こんなにこんなに好きなのに
あの人はなんにも返さない…
どれだけ気持ちを伝えても
どんなに誰にも負けないのに
あの人はいつも自由で
あの人は私以外にも気持ちを向ける
あの人ばかりが先に行く
あの人は私だけ見てほしい
……きっとまだ足りないんだ
あの人の心に穴が空いてるのかも
いいですよ、私が埋めてあげる
埋まらないなら……
常に私で満たし続けてあげるから
そしたら……私だけを見ててくれる
救ってあげる、助けてあげる、
他の人に汚されないように、
あなたが辛く苦しまないように、
私がずっとずーっと……
―――――――――助け続けてあげる
〜シロツメ ナナシ〜