シロツメ ナナシ

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6/9/2025, 2:00:12 AM

『君と歩いた道』


人と人が寄り添って
同じ道を歩いてく

この光景が
一体どれだけ当たり前か
この光景が
どれほど難しいことか
それを経験できるのは
一体いつまでだろうか

親子は割とよくある
だけど歳を重ねるごとに
それはできる人 出来ない人
だんだん差がついてくる

同じ道を歩く
物理的な道を一緒に歩くことも
とても奇跡的なこと
そして時間と言う名の同じ道
これだってとても奇跡的
遠く離れたあなたとの
時間を共有できること
その時間がとても尊い
それは時として
距離をも超える心の近さを
感じさせてくれるもの

どれだけ遠く離れても
誰より近く感じてる
私はあなたを思ってる
心も体も誰よりも
あなたの近くにありたいと
わたしは誰より願ってる


これからも
君と歩いた道を
たくさん伸ばしていきたくて―――


〜シロツメ ナナシ〜

6/8/2025, 4:17:42 AM

『夢見る少女のように』


純粋だった
まるで真水を見ているような
出来たての透明なガラスや
水晶玉の中の世界を覗いてるような
そんな真っ直ぐすぎる
穢れを知らない目をしていた

この子の夢や願いを
この世界でいったい
どこまで叶えてあげられるだろうか

夢の世界のような世界にしたかった
そんな夢のひとつやふたつ
叶う世界であって欲しかった

だけど私の力だけでは
とてもじゃないが限界がある
世界はこの子達の夢を
見てあげることを忘れたのだろうか?
それよりも自分のプライドを
他人を犠牲にしてでも
守らなければいけないのだろうか?
自分が心の底から信じたそれは
他人に強引に嫌がってても
押し付けなければならないほどの
存在なのだろうか?

私は…全ては守れない
だとしても、今の私でも
こんなちいさな純粋の
ほんのひとかけらだけでも
守ってあげたいと願ってる


〜シロツメ ナナシ〜

6/6/2025, 2:50:55 PM

『さぁ行こう』


人生は選択の連続
どちらを選んでも
正解にも不正解にもなる
どちらにも必ず
マルもバツも存在する

選んだ道が正解かどうか
ではないんだ
選んだ道を正解にするんだ
キミ自身のチカラでさ

そりゃぁね?
たどり着きたい場所に行くための
進みやすい道や通りやすい道
遠まわりな道に荒れている道
あの人だけの道にあなただけの道
あなたではどうしても通れない道に
あの人ではどうしても通れない道も

とにかくいっぱい
道は存在する

幸せを感じる道もあれば
とにかく悔しい道もある

あなたの道を進んで欲しい
それはひとりで進む道
時にはだれかと進む道
ひとりで、ならんで、交錯して、
進んで言ってるその先で
あなたにとってのタイミング
進めばそこで必ず交わる
あまたの「縁(えにし)」が待ってるから


明日が怖いの当たり前
それでいいんだ あってるよ
だからこそ、さぁ行こう
明日のあなたが待ってるよ


〜シロツメ ナナシ〜

6/6/2025, 6:56:16 AM

『水たまりに映る空』


大雨降った次の日は
地面が空の鏡になる

子どもがバケツを持ちながら
月を掴む、そんな風に
地面が雲や太陽を
そこに移して捕まえる

晴れと分かって出てきた猫
雲が取りたいその一心
恐る恐ると手を伸ばす
空に向かって第1歩
濡れてびっくり 大慌て
全速力で逃げていく

元気に飛び出す子供たち
空が眩しく下を見る
下にもいるのか太陽は
晴れたら晴れたで大変だ


〜シロツメ ナナシ〜

6/5/2025, 6:20:09 AM

『恋か、愛か、それとも』


あなたがどんなにひどくで残忍で
自分のやることなすことを
言い訳が上手くて
全て正論で返すような
全て正当化するような
全てを人のせいにするような
そんな最低な存在だとしても

それでも私は
あなたを愛してる

きっと今も
色んな理由を見つけては
過去のことを思い出しては
自分のことを全て棚に上げては
私のあらゆる全てをブロックしては
私を恨んで憎んでるのかもしれない

それでもいいよ
それでも私は
あなたを誰よりも愛してる
「そんなあなた」を
私は好きになったんだよ
きっとあなたは今も
たくさんの人に囲まれて
ひとりぼっちの私を影で笑って
幸せな人生を送ってるのかもしれない

実際はどうか分からない
だってあなたは 私との繋がりを
全部ブロックしてるんだから

…可愛い

本当に本当ににくいのか
はたまた
なにか後ろめたい気持ちがあるからか
それは分からない
分からないけど…
たとえば
ブロックって言う行為をしてる
本当に私が気にならないなら
そんなことする必要ないよね?
逃げる必要なんて
何一つないよね?

私は嬉しいよ
だってその行為一つ一つその全てが
「私を想ってのこと」だって分かるから

―――私はもう逃げないよ?

確かにあなたからされた
ひとつひとつの小さなことが
たくさんたくさん罪み重なって
とても辛かったし今も許せない
あなたのやることなすこと全てが
酷いと思ったし、本気で辛かった
だけど、もう大丈夫
私はあなたを赦せるし
今なら私は
どんなあなたであっても
どんなあなたをも
誰よりも愛することが出来る自信がある

次はいつ会えるかな?
あなたの最初の一声はなにかな?
怒りかな?謝罪かな?言い訳かな?
感謝かな?それとも………愛の言葉?

いいよ、どれも嬉しい
だって、私を思っているからこそ
そのどれも絶対に
出てこない言葉のはずだから

いいよ、なんでも話して
私はそれを聞くチカラがある
あなたに話す勇気が湧くまで
私はそれを待つチカラがある
あなたがいま持つその負の感情
私はそれに応える心がある
だから―――

愛してるよ
私は誰より
そんな最低なあなたを
世界で1番、愛してるからね―――


〜シロツメ ナナシ〜

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