『夢見る少女のように』
純粋だった
まるで真水を見ているような
出来たての透明なガラスや
水晶玉の中の世界を覗いてるような
そんな真っ直ぐすぎる
穢れを知らない目をしていた
この子の夢や願いを
この世界でいったい
どこまで叶えてあげられるだろうか
夢の世界のような世界にしたかった
そんな夢のひとつやふたつ
叶う世界であって欲しかった
だけど私の力だけでは
とてもじゃないが限界がある
世界はこの子達の夢を
見てあげることを忘れたのだろうか?
それよりも自分のプライドを
他人を犠牲にしてでも
守らなければいけないのだろうか?
自分が心の底から信じたそれは
他人に強引に嫌がってても
押し付けなければならないほどの
存在なのだろうか?
私は…全ては守れない
だとしても、今の私でも
こんなちいさな純粋の
ほんのひとかけらだけでも
守ってあげたいと願ってる
〜シロツメ ナナシ〜
6/8/2025, 4:17:42 AM