シロツメ ナナシ

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5/6/2025, 5:51:10 AM

『手紙を開くと』


それは山積みになった
私の中の手紙たち


1枚の手紙には
未来からの自分の手紙
あの時あれをしておけば……
どうしてやってしまったのか…
なぜ一歩踏み出せ無かったのか……
あらゆる「後悔の気持ち」が
沢山詰まってた

けど、それがいつのどの時なのか
そこまでは分からなかった
ただ分かるのは
少しでも後悔して欲しくない
……そんな未来の自分からの
小さな贈り物だった


1枚の手紙には
過去の自分からだった
具体的には書かれてない
ただその1枚1枚が
ビリビリに破れてたり
ヒドイ色をしていたりと
中身は忘れたけど
重い思いが詰まってた

いつかわからぬ過去の自分の
ちょっと要らないタイムカプセル
けどこれこそ、
私が後回しにしてしまう
「私の本音」が、沢山詰まってた


1枚の手紙には…
これは、ちょっと綺麗
中には……
特に何も無かった

……そっか、良かったね
「何気ない幸せ」を
いっぱい考えてたんだね
中身がないんじゃなくて
何気ない幸せに
私(あなた)が気づいた時
だったんだね。
……良かった、本当に良かった


よし、
まだまだ沢山ある
私が向き合い損ねた
色んな手紙

さて、次の手紙は―――


〜シロツメ ナナシ〜

5/5/2025, 5:53:35 AM

『すれ違う瞳』


それはホントに
ただの偶然だったはず―――


彼とはたまたま
廊下ですれ違った
その時 眼と眼が一瞬
見つめあった

それだけ
たったそれだけだった―――

現代国語の成績が
5段階評価の 一応4の私
これ以上の説明
私にはできない
なぜならそれ以上のことが
本当に何も無かったのだから

そのたった一瞬の出来事だけで
次に会った時に私たちは、
さも当たり前のように
ご飯を食べに行った
と言ってもファストフードだったけど


改めてその人の印象は
特別な取り柄は特に無さそうだなぁ
だった
そして 想像通りだった
……いや、それは言い過ぎか
言うなら 器用貧乏ってやつだ

気の許せる友達
ほんとにそんな感じ
特に興味は無いけど
良い奴なのは間違いなかった
分かってきたのは
こいつに裏表がすごく少ない
そんな感じだったから
長く続いたのかもしれない

私が他の人と会おうが
付き合おうが、結婚しようが
こいつは特に変わらなかった
けど反対に私は
彼に彼女でもいようものなら
めっちゃ品定めしてやったし
なんならあれこれ悪態ついて
切り離してやったりもした
……私…
…もしかして、やなやつ?
いやいや!だってあいつ
全然見る目ないもん!
実際に付き合ってたヤツなんて
ほとんどあいつの事を
都合よく見てるやつばっかりだったし!?
……ね?ね??

…って、今更ながら
余計なお世話か…

ん〜…
友達と思ってるんだけど
私……、
本当はどうしたいんだろ…?
どうなって欲しいんだろ?
言うても別に……
ホントに気は無いし、
なんなら
これ以上ない!ってぐらいの
もっと素敵な彼氏いるし!

まぁ……遅れて来た腐れ縁
みたいなものかな?
……たぶんね
なるようになっていくでしょ


〜シロツメ ナナシ〜

5/4/2025, 5:30:59 AM

『青い青い』


目が覚めた

寝覚めが悪い朝だった

いやな夢を見た

それは過去の記憶

稀に見る思い出したくない光景

それはリアルにあったことだったり

それは作品のワンシーンだったり

それが現実か幻想かは問題じゃない

「私が辛い」という事実はどちらも同じ

心の傷が、酷く疼く日だった


そんな日は、空がよく見える

……いやまぁ

いつも見える空だけど

青がいつもより

なんだかとても目に止まる

そういう意味で、空がよく見える

青い……青い……、

とっても青い、綺麗な空

夢を口と肺いっぱいにためて

あの空に吐き出す

「――――――!!!!!」

……ほんの少し、「晴れた」気がする


〜シロツメ ナナシ〜

5/3/2025, 6:12:29 AM

『sweet Memories』


甘い記憶?

…そんなものは無かった


私は何かと運がいいのか悪いのか

人は寄ってくるけれど

そんな感じになることも無く

楽しく喋って はい おしまい


……そんなに魅力ないのかな?

かと言って沢山 話題や趣味もなく

いないなら いないでいいけれど……

いないのやっぱり寂しいもん…


私に誰か……誰か〜〜〜!


ン〜ニャ〜ン


やってきたのは野良猫さん

あなたが私の恋人に?

ちょっと可愛すぎるかな?

でも……それも意外と悪くない?

どこかの映画みたいに

人みたいな猫になったりしない?

……なんてね


〜シロツメ ナナシ〜

5/2/2025, 6:16:29 AM

『風と』


風と共に歩く
まさに風の向くままと言うもの
私は行きたい方に歩いてく
私は生きたい方に進んでく
この世に「知らない」は
無限のように溢れてる

風となって進む
スタートとゴールはある
だけどその間に絶対は無くて
その日その時その気のままに
通り抜けて進んでみる

風と去りゆく
ひとつに留まりたい私
だけどそれでは 困るから
新しいは怖いけど
このままなのは より困る

風は毎日吹くけれど
同じ風では無いからね

私は変わるこれからも
変わらぬ明日を迎えるために
変われる私でありたいの
変わらぬ思をつなぎたい


〜シロツメ ナナシ〜

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