NoName

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6/18/2023, 12:58:35 PM

~落下~~
落ちる
落ちる
落ちる

だから あとは 昇るだけ

~未来~~
1秒後でも
10年後でも
未来は未来
今の連鎖
今日の積み重ね

~1年前~~
もう一年
すごく強くなったと思った
何でも出来ると感じてた

でも、弱いまま
変われてなかった

だから、また歩きだそう
あそこには帰れないから


~好きな本~~
一目惚れした表紙
捲った紙の質感
心踊った内容
読後の余韻

いろんな本があるけれど
やっぱり
君と読んだ
あの本が
忘れられない


~あいまいな空~~
晴れてたら 雨だったら
行かなかったな
あいまいな空だったから
行ったんだ

でも、頂上直前で雨に降り込められたっけ
靴も服もびちゃびちゃになって
二人で笑っちゃったよね
あんな空に出会えたら
また君と笑いながら過ごせるのかな

6/13/2023, 2:34:00 PM

あじさい

青いあじさいの花言葉は「冷淡」
決して振り向いてくれない貴方の背中みたい
白いあじさいの花言葉は「一途な愛情」
私の知らない誰かを見つめる貴方の瞳みたい

色の移ろうあじさいのように
貴方の心が変わってほしい


~乗り遅れ~~

好き嫌い

好き嫌い
好き嫌い
好き嫌い
わりと好き すこし嫌い
すごく好き ちょっぴり嫌い
とても好き たまに嫌い


6/11/2023, 12:22:41 PM



「街のネズミと田舎の~」って、童話がある

ゴミゴミした街を抜け出して、
田舎で温泉入って、好きな音楽ガンガン流して
BBQとかしたら最高だ!
で、街の便利さが恋しくなるんだろうな。

普段は街に住んでて
休日は田舎の別荘で暮らす、のが
ベストだと思う。


~乗り遅れ~~

やりたいこと

や ヤンゴンでバカンス
り リヒテンシュタインでバカンス
た タイタニック…は不安だから
  ダイアモンド・プリンスのスィートでバカンス
い イタリアでバカンス
こ コート・ダジュールでバカンス
と トリニダード・トバコでバカンス

 つまりはバカンス行きたい

6/9/2023, 1:09:56 PM

 ~朝日の温もり~
二人でずっと話をしていた
小さい頃のこと、つい最近のこと
そして、あったかもしれない未来のこと

いつの間にか寝ていたみたいだ
空が白み始めている
すっかり冷えていた体に朝日の温もりが
有り難かった。

「あれ、新しい1日が始まっちゃったね」
「なんか昨日の夜で最後かなって思ってたんだけど」
「まぁ、続くなら続く限り頑張りましょ」

いつか、明けない夜が来る
その時まで、二人で一緒に

~岐路~
私には他にも選択肢があった
でも、この道を選んだ
振り返れば、選ばなかった道が
遥か遠くまで続いているのが見える
この道の終わりは、きっとすぐそこ
でも、後悔してない
だって、君がいるから

~世界の終わりに君と~
誰もあいつを覚えていないと思ってたのに、
ばあちゃんは覚えていた。
あわてて、ばあちゃんのご近所さんにも聞いて回った。
隣の小林さんちのおばさんは覚えていない。
あいつと良く遊びにいった向かいの佐藤さんちは、
じいさんが覚えてるが、おじさんは覚えてない。
一人一人、検証して、気づいたことがある。
覚えていた人は、あいつと関係が深かった人。
そして、
すでに亡くなっている。

さっきと同じ風景、まるで何事もない日常のようで、
でも、違和感が今更ながら沸き上がる。

覚えていなかったんだ、僕が。
あの日、あいつと別れた後、何があったかを。

ここは、あいつが望んだ世界。
優しかったばあちゃんがいて、愉快な佐藤のじいさんもいて、
そして、僕もいる。
今までの世界から消えたのは、あいつじゃない。僕だ。

「思い出したんだね」
「なんだよ。せっかく、僕の願いが届いたんだぞ。
 もっと楽しい神様生活すれば良かったのに。」
「いつも私の話を聞いてないよね。
 なんで私一人だけ生きてりゃいいと思うかな」

僕があいつを探し回ったことで、あいつが作り出した
『僕がまだ生きている世界』は綻びが生じたらしい。
もう、この世界は終わるのだろう。
でも、
あいつと一緒だから…
君と一緒だから…

~最悪~
あの日のカフェの帰り、声を掛けられた。
追い掛けてきた存在がコレだと分かった。
コレが言うことは笑える冗談ばかりだ。
いわく、君が事故にあった。
いわく、君の最後の願いが私を神と呼ばれる存在にした。
いわく、神として最初にすることがある。
いわく、…

もう、嫌だ。
最も悪いことは、いま起きている。

~誰にも言えない秘密~
神と呼ばれる存在
自分がそれになったら
なにをするか
思い通りに好き勝手をする?
災害を止め世界を救う?

君に聞けたなら
なんて答えてくれるだろう
君の声が聞きたい

~狭い部屋~
壁があっても 屋根があっても
安心できる場所じゃない
ドアがあっても 窓があっても
どこにも行けない
ここは狭い部屋
君のいない場所

~失恋~
叶わぬ恋って
哀しくてキラキラしたものだと思っていた
こんなに ぐちゃぐちゃで 醜い ものだったなんて
知りたくなかった
失って 初めて 恋じゃなければ良かったと思う

~正直~
小さい頃、大人に言われた
 正直であることは良いこと
 嘘をつくのは悪いこと

いま、目の前の絶望に立ち向かうのに必要なのは
変えられない事実を打ち明ける正直さ?
それとも、甘い希望を見せる嘘?

6/1/2023, 4:04:10 PM

梅雨

梅の実が熟す頃だから梅雨と呼ばれる、と聞いたことがある。
夏に飲む梅ジュースは甘酸っぱくて格別旨かったから、
ばあちゃんの梅仕事をよく手伝っていた。
黙々と梅のヘソを取る僕を、あいつはニコニコ見てたっけ。

「会いたいな」
 ふっと、言葉がこぼれる。
 
「会いに行けばいいのよ。おばあちゃん喜ぶわ。
 最近、あんた顔色悪いし、気分転換してくれば。」
 
母さんの勘違いだ。
でも、最近、酷く疲れている。
確かに、いつも明るいばあちゃんの顔を見れば、少しは
元気になれるかもしれない。
思い出が詰まった場所だけに複雑ではあったが、久しぶりに
ばあちゃんちへ行くことにした。


「やっとこさ着いた」
「よく来たね。雨のなか大変だったろ。
 おや、だいぶお疲れだね。痩せたんじゃないかい。」
「ちょっと前から色々あってね。」
「あの子は一緒じゃないのかい。
 まさか愛想尽かされたんじゃ…」

血が逆流したって、こうはならないってぐらい
驚いた。

「ばあちゃん、あいつのこと覚えてるの?」
「当然でしょ。なんで、そんなに驚くかね」

あの日から初めて、あいつを覚えている人に出会えた。
幻じゃなかった。あいつは、どこかにいる。
溢れそうな涙をぐっと我慢する。
もう一度、あいつを探そう。

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