3/7/2025, 7:09:22 PM
「ラララ」
1人の少女が歌い出す。
そうすると、最初は隣でポカンと口を開けていた少年も、そのメロディに乗せて歌い出す。
窓から2人の歌声が聴こえてきたので、夕食の準備をしていたマダムが昔好きだった音楽に乗せ、歌い出す。
通りがかりの旅人は、それらの音楽を聴いて歌い出す。
旅人が引いていたロバも気持ちよく、その演奏に参加する。
田畑で農作業をしていた農夫たちもハーモニーにつられ歌い出す。
引退した文豪も窓から聴こえてくる村全体の音楽に、心が踊り歌い出す。
「ラララ」
1人の少女の始まりの歌が、村全体のハーモニーにつながっていった。
3/1/2025, 6:29:32 PM
人には人生で幾度か転機となる時が来る。
進学や就職などがわかりやすい例だろう。
高校生活を終え、地方の大学へ進学した俊樹は初めての一人暮らしを始め、芽吹きのときを迎えていた。
2/28/2025, 11:54:17 PM
目が覚めると、冬の匂いがした。
寒いのを我慢して部屋のストーブをつける。
そしてまた、布団に潜り込む。
台所から聞こえる料理の音や、誰かの話し声などは聞こえない。
「あの日の温もり」に懐かしさを感じ、涙が頬を伝った。
2/26/2025, 5:51:39 PM
過去の「記録」を越えるため、我々は日々進化しようと試みる。
過去の「記録」に囚われて、我々は本来の目的を見失うことがある。
過去の「記録」とのバランスや、付き合い方を意識することは、とても大切なことだと思う。
2/25/2025, 5:55:42 PM
「さぁ冒険だ!」
そう言うと、アキラは教室を飛び出した。
「冒険」が口癖のアキラに、僕、ナオキはいつも振り回されている。
「ナオキ、早くしろよ!」
僕がついてこないことに気がついたのか、アキラは戻ってきて叫ぶ。
「・・今行くよ」
僕はため息まじりに、そう返す。
「先、行ってるからな!」
そう言い残すと、アキラは再び疾風の如く、その場を去った。