雨傘と杖

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2/27/2025, 1:52:06 PM

部屋をでるとき、
脱いだスリッパをちまっと揃えるところ
家族の帰りがすごくおそくなるとき、
メモ用紙に置き手紙を書いてくれるところ
ありがとう、
を誰に対しても正直にいえるところ

小さい頃から変わらず素敵だよ
そのひと手間 こころづかい 律儀さ
照れくさくて直接はつたえられないけど、
妹のそんなところが so cute!

[cute!]

2/26/2025, 10:12:29 AM

1500円するケーキが1000円に値引きされていた。
迷わず買って帰り、仕事終わりに食べた。

たまたま見つけたケーキを即決で買う。
誰にもお伺いを立てず、自分で買う。そして食べる。

帰りの車の中で「これが、働くってことかあ」と
しみじみと感じた。

パワーチャージ完了。
あすもまた、仕事へ向かう。


[記録]

2/24/2025, 2:29:13 PM

<ジンジャーエール買って飲んだ
こんな味だったっけな> (「ばらの花」くるり )

大事なことを思い出すように、
記憶をなぞるように、なんども口ずさむ。
大学生の頃、このうたが大好きだった。

旅に出たかった。
ここじゃないどこかに行きたかった。
それはどこでもよくて、どこでもよくなかった。

何者かになりたかった。
何者になりたいのかがわからなかった。

一輪のばらの花を贈りたかった。
あなたじゃなくちゃだめだった。
贈る勇気なんて持ち合わせていなかった。

でも、根拠のない自信に、満ちていた。

自由だった。

今ではどこにいるのかもわからない友人も多い。
みんな元気にしてるかな。生きてるかな。
SNSで辿ればわかるかもしれないけれど、
なんとなく、それはしないで過ごしている。
思い出は、思い出のままにしておきたい。

一輪のばらの花は、まだ隠し持ったまま。


[一輪の花]

2/23/2025, 1:59:10 PM

抱きしめたとき
抱きしめられたとき
魔法みたいだと思った
身も心もふわっと、かるくなったから
どんなことがあっても大丈夫だとおもったから

年月を経て、
腰がまがって、
指先がおぼつかなくなって、
歩くのが遅くなって、
ふたりが独りになって、
おもうこと

魔法だと思っていたそれは、
魔法よりもきっとむずかしくて、
魔法よりもきっともどかしくて、
魔法よりもきっと効き目がながい、
きっと、
それこそが、
かけがえのないあなたから貰った
深い愛、だった。

そっと、手を合わせる。
目の前であなたは微笑んでいる。

あぁ。わたしはこのひとが、
ほんとうにすきだ。

[魔法]

2/22/2025, 3:01:00 PM

「虹!」

きみがゆびさす先にはシャボン玉 七色に光ってた
ふわふわ踊る奇跡みたいな輝き 青空、公園、春の匂い

ぱちん!

ぼくがふれたら弾けたシャボン玉
みるみる曇るきみの顔 青空、泣き声、春の匂い

一緒にみた虹色と破裂音
それはぼくの初恋が終わったしるし

それでも、きみの「またね」を信じてた

ベランダからひとり見あげる虹色の球体
27歳、性懲りもなく膨らますシャボン玉と未練

「いまからそっち行ってもいい?」

ぼくは星になったきみに問う 

声なき青空、東京の空

排気ガスに混じって春の匂いがした

[君と見た虹]

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