誕生日 君へのLINEの推敲タイム
気づけば0時をすぎたけど 僕は伝えたい消えないで
誕生日 生まれた意味はわからない
今年も君に生かされる 僕のいのちのそばにいて
[君と僕]
桜を眺めて思うこと
もういっそのこと桜と一緒に散ってもいいや
春の終わり、散り際、消えていけたら、わたしも
連れてってよ
自分のことさえままならないのに
いや、ずっとままならないまま生きてきたじゃないか
誰かを大切にできる力なんて、わたしには、ない
桜を眺めて思うこと
夢みたいだ 一瞬で枯れる 夢みたいだ
春が終われば夢は終わる
夢は 醒めるもの
でも 醒めてほしくない夢もあるんだな
生きてればそんなこともあるんだな
連れてってよ 桜と一緒に
花びらと一緒に 枯れていく 本望だ
...
ここまで書いてみて、ぐちゃぐちゃな感情の中、
ふと思い出して聴いた、くるりの「夢の中」。
すとん、と心におちるものがあった。
そっか。そういうことか。旅は続く。
そう。明日も仕事である。
そして、こんな時こそ
「ぷしゅ」ってやりたいけどあいにく下戸である。
< 今日は眠ろう 迫りくる期限
やらないことには 終わらない大問題 >
(ぷしゅ / くるり)
まさに歌詞の通りの生活をしている。
夢ばっかりみてても、しかたない。
とりあえず、睡眠の中でみる 夢へ!
桜と一緒に枯れていく夢はまだちょっと、先の予定。
[夢へ!]
繰り返してはならぬと繰り返してきた
繰り返しているいまも繰り返している
繰り返してはならぬ 繰り返してはならぬ
繰り返し紡ぐ言葉は遠い約束あまりにも遠い約束
[遠い約束] #Imagine
散歩みち
きれいだねって指さした
花じゃないよといわれたけれど
いまでも花だと思うのだ
路傍でちいさく春をしらせる
道ゆくなにかへ日向をしらせる
さいごはちいさく命をしまう
「サウイフモノニ ワタシハナリタイ」
足元を見つめているけど春に会えるよ
忠実な花がしらせてくれる
オオイヌノフグリはたのもしい花
[フラワー] 40(2025.04.08)
地元の街でも、桜が開花した。
「さくら」と名のつく曲はたくさんあるけれど、
フジファブリック「桜の季節」と宇多田ヒカル「桜流し」が特に好きだ。
フジファブリック・志村正彦は「桜の季節過ぎたら遠くの町に行くのかい」と歌いだす。そして、「桜が枯れた頃」という中盤の歌詞も、美しい桜の「いのち」が尽きた状態を想起させて印象的だ。
そして宇多田ヒカルの場合、「桜流し」(つまり、散った桜が水に流れる図の模様のこと)を通して、桜が流れる様子を隣で見ていた「あなた」を失った「わたし」が「あなた」に2度と逢えない苦しみを歌っている。
この2曲に共通するのは「喪失」というテーマだと思う。
「桜が枯れる」、「桜が流れる」。
ともに満開の桜の景色ではなく、「季節の終わり」を予感させるような、センチメンタルな表現を用いている。
「さみしい」という気持ちを、さまざまな情景/心情描写をとおしてひとつの曲として作り上げる才能に感服。
わたしも季節を敏感に感じ取りたいと思った夜であった。
(2023.3.26の日記)
[桜]