僕たちはなんのために存在しているのだろう。
ほかの生き物のように食物連鎖に貢献するどころか、僕たちは自分たちの欲望の為に、地球をいじめたり、人をいじめたりして…。
本当に僕たちは、どうして存在しているのだろうか。
それは僕たちを創った張本人にしか分からないだろうな。
お題【 神様だけが知っている 】
ギラギラ光る日差しの下で、元気いっぱい外を駆け回る。
それって、なんだか凄くワクワクするように感じたような気がする。
でも、気付いたら家にひきこもって、必要最低限
外に出ないような生活をしていたんだ。
ねぇ、それって、なんだか凄く寂しい事だと思わない?
お題【 日差し 】
窓越しに見えるのは君。
君は、上から吊るされた縄を首に掛け、台の上に立っていた。
その行動から僕は、君が何をしようとしているか察し、僕は大きな声で止めるように催促した。
喉が枯れるくらいに。
だけど、君にはこちら側の声は聞こえないようで、その行動をやめなかった。
僕はただ、窓に張り付いて、あちらを見つめる他なかった。
君は首を吊った。僕は悲しかった。又、嬉しかった。
僕が居なくならなければ、君は命を諦めることは無かったのかもしれない。悲しい、だけど、君が僕のために命を諦めてくれた事が嬉しくもあったのだ。
そんな矛盾だらけの僕に、魂だけとなった君が此方を向いて『ただいま』と微笑んだ。
君がそう言い終えると、僕はいつ流したか分からない涙を拭い、『 お か え り 』そう言って、僕は君に笑いかけた。
お題【 窓越しに見えるのは 】
────赤は血の色。────
世の中には『運命の赤い糸』というのがあるよね。
なんで赤いのかな。
僕は、赤は血だと思うんだ。
運命に抗おうとして、自らの糸で自らを切ってしまう。そうして、糸は赤くなったっていう話。
まぁ、これはただの僕の妄想の話であって、実際は赤は情熱とか、そういう理由でつけられたんだと思う。
これは僕の意見だけど、運命の赤い糸ですんなり結ばれる、そんなありふれた話なんて面白くないじゃない?
だから、僕は必死に運命に抗ったりする悲劇を推したいな。
お題【 赤い糸 】
───目が離せなかった。──────
青い空に広がるのは入道雲。深い青がその白さをより引き立たせている。
なんとなく屋上に来た私は、それを見て、1歩も動けず、ただただそれに見入ることしか出来なかった。
本当に、本当に綺麗で、美しくて、まるで此処だけ現実じゃないように思えた。
だが、この時間が無駄に思えて、ここで何時までも眺めているのでは無く、他に何かしなければならないのではないか、と思考を巡らしたが、まだこうしていたいという気持ちもあり、悩んだ末、結局現状維持になってしまった。
それだけの魅力が、この入道雲にはあったのだ。
お題【 入道雲 】