窓から見えるのはピンクや水色、オレンジが混ざった空。
今、まさに太陽は山へと顔を隠そうとしていた。
その景色に私は全身に電撃が走るような、目が離せなくなるほどに、美しいと思ったのだ。
私はその景色を写真にして残そうと思ったが、やめた。
一度は撮ろうとしたのだ。
だが、撮ってみた所、その写真に先程のような強い感動は感じられなかった。
やはり、感動というのは今その場で見るからこそ感じるものなのだと思う。
だからこそ、私はそれを目に焼き付けようと、目が離せなくなるのだろう。
お題【 窓から見える景色 】
誰かに悩みを相談すれば、私の悩みは些細な事として、片付けられてしまうのだろう。
そんなの気にしなきゃいい。
そんなので悩んでるの。
相手にとっては些細な事でも、私にとっては気にするほど大きな問題だというのに。
お題【 些細なことでも 】
人と比べて惨めになる。
自分への評価を気にしすぎてしまう。
皆からどう思われているのか考えるだけで怖い。
もうそんな思いはしたくない。
『だから、一人でいたい。』
お題【 だから、一人でいたい 】
提出物について聞こうと思ったが、貴方が私と話している時より、楽しそうに話しているものだから私は聞くのをやめた。
それを見ていると、なんだか怒りとも違う、嫉妬とも違う、なにかが胸を渦巻いていた。
そして、何故だか私はその目の前の光景と、今の自分のいる場所が隔離されたような、別世界のように感じたのだ。
それを目の当たりにして感じたのは、劣等感だった。
何故、私は周りに馴染めないのだろう。
何故、私はこれほどまでに話上手では無いのか。
何故、私はこれほどまでに聞き下手なのだろう。
私だけが…。
お題【 私だけ 】
感傷に浸りながら街を見下ろした。
街には光が所々に分散していた。
とても、綺麗だと思った。
また、少し寂しいとも思った。
寂しさのあまり、足を立てて、そこに頭を埋めた。
なんとなくため息をついた。
私はずっと、このままが良いと願った。
お題【 街の明かり 】