げっ……。
ああ、噂の彼女だよ。
あの人やたら男と遊びたがるよね〜…、女友達と遊びに行けばいいのにさ。
は?
いやそれはない、だって俺はナイ。
向こうがそう思ってたとして、俺が「はいよろしくね」って言うと思うか?
逆に、逆に!
お前ならギリありそうじゃね!?
絶対話合うだろ。
漫画、好きなんだろ?
だって、お前が好きで俺に近づいて連絡先…とかもあるじゃん?そういう話の見過ぎかもしんないけど。
いや、でも俺はないからな?
この前『真くんまた遊びに行こうね』って言って半年行ってねぇもん。
絶対お前に気があるんだって。
もうお前がLINEしたら?
え、そうしよそうしよ。
…………。
笑っていい?
#2024.9.16.「君からのLINE」
『恥ずかしくて言えなかったけど…ずっと好きでした…!
付き合ってくれませんか?』って来てました。
大学生の友達。男と女と遊びたがる女。
今日大好きな先輩からお菓子もらえました。
だいすきでーーーーす!!!
愛!!!ハート!!!!
「ねーえー、まだ来ないのかよー」
「んー、まだ行きたくねえわ」
「命」をひとつの「炎」だと見立てる、そんな小説を読んだことがある。
オシャレだよな。
小説では、そういう生命を維持するための運動が断たれてしまうことを「燃え尽きる」という。
上手い言い回しだよな。日本って感じだわ。
「来てくれ!頼む!コウノトリ!」
「おい最後」
「マジでお願いだって!!一生のお願い!」
「とか言って他の奴にも『一生のお願い』使うんだろ」
そして俺は今、死神に付き纏われていた。
その死神はイメージとは違って見た目が結構人間に近い。
真っ黒い服なのはそれと同じだが。
ていうかこんなファンキーでいいのか?仮にも人の蝋燭の火を奪う奴らだろ。あと死神も一生のお願い使うんだな。
「よくさあ、一日のノルマとかって言うじゃん?」
「あー」
「それが君なのよ、君が最後の一人なのよ!!」
「だからって死にたくねえよふざけんな」
#2024.9.15.「命が燃え尽きるまで」
創作です。長くなりそうなのでまた書きます。「最近こいつ書かねーな…」と思ったそこのあなた。
テストが終わりまして(色んな意味で)。
死神ともうすぐ死にさらされそうな男。
そういやhzbnホテルってなんか夏休みくらいにシーズン2制作中じゃなかったでしたっけ?アマプラで観れるといいな。
本気だからこそ、大切にしたい。
でも見せびらかして自慢したい。
それだけの恋に焦がれた、少年がいた。
少年はまだ幼く、何もない土地で蝶を見るのが好きだった。
蝶はどこへでも飛べてしまう。
そんな自由欲しさに、少年は蝶を追いかけたのであった。
だが蝶というのは飛べるまでの時間が、成虫になるよりも長いと聞く。
今まで憧れていたあの蒼く煌めき、どこへでも行ける翼は、己の想像していたものとは違った、のかもしれなかった。
幼い少年の本気の恋は、熱しやすく、冷めやすかった。
本気で恋焦がれ、追い求め、自分の理想を知った。
そして時は経ち、少年は青年へと成長した。
「鬼霊の蝶」という存在を知るのは、まだもう少し先の話であった。
#2024.9.12.「本気の恋」
なんか「そうかそうかつまりきみはそんなやつなんだな」が出てきて焦りました。
鬼霊シリーズ、動かしたいけど動かせない。
【悲報】汚水藻野、やることが沢山ある。忙しいbusy!
たった一つだけの、わたしの世界。
「すごい」
「強くてカッコいい」
「気持ち悪い」
「さすが生徒会長」
「憧れる」
「怖い」
「ついていけない」
勝負。
わたしを変えた、宝物。
頂点に立った、あの感覚。
楽しくて仕方がない、あの瞬間。
とてもとても明るくて、すごくすごく暗かった。
勝っても負けても楽しい。
はずなのに、勝負をしている輝かしい時間が、誰かには、対戦相手には、薄黒い靄靄が渦巻いていたように見えて。
誰か、誰か、わたしと本気で楽しんで。
他の誰でもない、光り輝くわたしの宝物。
たった一人だけの、
私のライバル。
#2024.9.9.「世界に一つだけ」
pkmn、最高のライバルちゃん。
大きな才能を持つ人の成長が早いだけで、隠れた才能を持つ君の成長は、ゆっくりだけど着実に力になっています。
褒め方って本人にとって残酷なものもありますよね。
テストがいろんな意味で終わったので汚水はこれから部活に専念します。上手くなります。
「何もかも捨てちまえよ」
「誰も抗えない欲望に従え」
「反論の余地などない」
「誰も疑わない神様を疑え」
悪魔みたいだ。
そう言われるかもな。
でも俺はそう言われたって、俺より弱い野郎が何をほざいても気にも留めない。
父親に大切に大切に育てられたのに、急に見放された。
母親は俺のことなど何もわかっちゃいなかった。
弟にはこの話をすれば呆れられた。
妹にはハナから話の通じない人間だと信じていた。
そして。
"最高傑作"の弟。
変でいい。おかしいことをどうして"社会の普通"に矯正しなければいけない?
抗っていい。自分の普通を押し付ける戦で何が為に躊躇う?
俺はなァ、夢ができちまったんだよ。
「誰もお前のことなど見ちゃいないさ」
俺を過去にした家を荼毘に付す。
ってな。
#2024.9.7.「踊るように」
ヒーローとヴィランの戦い。
ヒーローはいかに自分の「得意」を押し付けるかだが、ヴィランはいかに自分の「普通」を押し付けるかだ。
こんな戦争なんて、始めた瞬間からどちらも悪と言う。
そいや美術の先生が「自分の愛犬が吐いたキラキラとか、糞とかってさぁ……なんか……愛しくない??」って言ってました。でも愛犬飼ってないですこの人。
悪魔の踊り方です。