たった一つだけの、わたしの世界。
「すごい」
「強くてカッコいい」
「気持ち悪い」
「さすが生徒会長」
「憧れる」
「怖い」
「ついていけない」
勝負。
わたしを変えた、宝物。
頂点に立った、あの感覚。
楽しくて仕方がない、あの瞬間。
とてもとても明るくて、すごくすごく暗かった。
勝っても負けても楽しい。
はずなのに、勝負をしている輝かしい時間が、誰かには、対戦相手には、薄黒い靄靄が渦巻いていたように見えて。
誰か、誰か、わたしと本気で楽しんで。
他の誰でもない、光り輝くわたしの宝物。
たった一人だけの、
私のライバル。
#2024.9.9.「世界に一つだけ」
pkmn、最高のライバルちゃん。
大きな才能を持つ人の成長が早いだけで、隠れた才能を持つ君の成長は、ゆっくりだけど着実に力になっています。
褒め方って本人にとって残酷なものもありますよね。
テストがいろんな意味で終わったので汚水はこれから部活に専念します。上手くなります。
「何もかも捨てちまえよ」
「誰も抗えない欲望に従え」
「反論の余地などない」
「誰も疑わない神様を疑え」
悪魔みたいだ。
そう言われるかもな。
でも俺はそう言われたって、俺より弱い野郎が何をほざいても気にも留めない。
父親に大切に大切に育てられたのに、急に見放された。
母親は俺のことなど何もわかっちゃいなかった。
弟にはこの話をすれば呆れられた。
妹にはハナから話の通じない人間だと信じていた。
そして。
"最高傑作"の弟。
変でいい。おかしいことをどうして"社会の普通"に矯正しなければいけない?
抗っていい。自分の普通を押し付ける戦で何が為に躊躇う?
俺はなァ、夢ができちまったんだよ。
「誰もお前のことなど見ちゃいないさ」
俺を過去にした家を荼毘に付す。
ってな。
#2024.9.7.「踊るように」
ヒーローとヴィランの戦い。
ヒーローはいかに自分の「得意」を押し付けるかだが、ヴィランはいかに自分の「普通」を押し付けるかだ。
こんな戦争なんて、始めた瞬間からどちらも悪と言う。
そいや美術の先生が「自分の愛犬が吐いたキラキラとか、糞とかってさぁ……なんか……愛しくない??」って言ってました。でも愛犬飼ってないですこの人。
悪魔の踊り方です。
「ねー今何時?」
「7時32分」
「え、うっそ!?やばいやばい!飯食ってねー!」
「はあ……」
「何時じゃ」
「7時32分」
「飯なしにしよかな今日!!」
「……」
「なん」
「7時32分」
「あかーん」
「……………」
いつもこいつは時間を聞いてくる。
なぜかといえば俺は時間が正確に分かるから。変な能力だ、と思っていた。
でもこいつに会ってからは、あってもいいと思っている自分に気づいた。
嘘の時間を伝えてしまうくらいには。
こいつは時計をつけない。俺が時間を知っているからだ。
でも嘘をついて、本当は8時前なのに、まだ一緒にいたいと
もっと長くいたいと思って言ってしまう。
俺にとっての7時32分は特別なものだった。
ごめん、嘘の時間を伝えてしまって。
過去に戻れたら、もっと長くいられるのに。
#2024.9.7.「時を告げる」
告げます。
足がすくんで、もうどうしようもないなと思う時。
そんな時、自分は大丈夫だって笑えるやつがいる。
そんなやつが、世界で強いやつなんだ。
限界の少し先まで、手が伸ばせるのであれば。
救いようのない人間にも伸ばせるくらいの余裕があれば。
世界はもう少し変わっていたのだろうか。
私の手で、変えられていたのだろうか。
……いや、こんな事を考えるくらいなら、今すぐ人の役に立て。思考より先に体よ動け。
私の「人助け」はまだ終わっていない。
やるべきことがたくさんある。
まだ教えなくてはならない。
まだ救けなければならない。
まだ見守らなければいけない。
誰かの役に立つ。
それは気象を揺るがすほどの大きな力じゃなくてもいい。
力が無くても、私の心に揺らめく小さな灯火は、まだ消え切ってなどいない。
それならそれで十分さ。
#2024.9.5.「きらめき」「心の灯火」
平和の象徴。
マジでこの師弟関係…。
この前我らが主将から珍しくLINE来てたんだけどさ
金髪の方:え
金髪の方:まじで?嘘やないよな
俺が嘘つく奴に見えるってわけ?
金髪の方:おん
お前の片割れに「お前の片割れがプリン食べたの隠してるよ」って送ったよ
金髪の方:まじすんません許して
金髪の方:許せ
はいはい
でそのLINEの内容がさ、「2年全員のテスト結果知っとるか?」だったんだけど
ほんとのこと言っていい?
金髪の方:
金髪の方:やめろください
金髪の方:それか嘘でもええから高得点言っといて
バレるて
#2024.9.1.「開けないLINE」
おいなりさんLINE