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2/13/2025, 10:24:31 AM

蚊の鳴くような声でこぼされた想い。

震える声が空気に溶け、しばらく。
お互い、何も言わず、何も言えず。
二人並んで、向こうを眺めていた。


きっと、振られると思っているんだろう。
さっきからずっと暗い顔をしている。





ごめん。
本当は、ありきたりな返事をしたくなくて、言葉に詰まっているだけなんだ。
お前の気持ちを受け入れる準備はとっくにできているから安心してほしい。





それが少しでも伝わるようにと、さりげなく手を繋いでみた。




【そっと伝えたい】

2/12/2025, 10:28:20 AM

想像した未来は、記憶になる。
(この記憶は全て未来に事実として起こる)


ならば、



その全てに、君がいなければ意味がない。




【未来の記憶】

______
仮定と結論。

2/11/2025, 12:27:31 PM

ぼくのこころを、とりだして、
はんぶんこして、





はい、あげる。



【ココロ】

2/10/2025, 10:50:37 AM

夜空にたった一つ輝く、小さな星。
大切な人を失った夜、初めてその存在に気づいた。


星は微かに明滅していた。

まるで、寂しいと泣いているような、
あるいは、「同類」の自分を慰めるような、

美しく、孤独な光だと思った。


どれだけ手を伸ばしても、あの星には届かない。
だからせめて、あの星のそばには寄り添ってくれる光が現れますようにと願った。



【星に願って】

2/9/2025, 10:16:08 AM

ずっと、「守る」立場にいた。
まあ守るものなんて、自分以外にはなかったが。


けど、初めてお前に「守られ」て。
俺みたいな他人を「守る」お前を見て。
「守られる」のも、悪くないと思った。


大量の傷や責務を背負ったその背中。
そこに俺までのしかかるのは申し訳ないけど。
少しだけ、お前の後ろにいさせてほしい。
その代わり、俺のほうが強くなったら、大人しく俺に守られてろよ。




【君の背中】

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