やるせない気持ち…
今、スターマインが上がっている。
夕方からの天気予報は雷雨。
空から激しい雨
音だけが響き、スターマインは雲の中
花火職人は?
花火を発注した人は?
お祭りを楽しみにしていた人々は?
やるせない…
麦わら帽子…
今日は、私の爺さんの話をしよう。
爺さんは貧乏な農家に生まれ
10年以上前に104歳で亡くなった。
戦争では陸軍の二等兵だった。
顔が馬に似ていたので、上官や仲間から
名前ではなく「ウマ」と呼ばれていた。
隊での爺さんの仕事は、主に動物の世話だった。
馬や牛、鶏なども居たようだ。
戦争が終わり、帰路に広島でお手伝いをした。
しかし、爺さんはそのことをあまり話さなかった。
さて、
爺さんは上官から上等の毛布を譲られて持ち帰った。
上官はいつも革靴を履いていた。
そのため、ひどい水虫に悩まされていた。
農家の生まれで稲わら細工が得意だった爺さんは、
上官のためにわら草履を編み、水虫を治した。
そのことのお礼だったようだ。
この美しい地球のあちこちで…
戦火は絶えない。
戦争に勝者などいないのに…。
………。
太陽……
フロントに蝶の鱗粉散る真昼 8分前の太陽フレア
(太陽フレアが地球に届くのは約8分後だという)
鐘の音…
平和の鐘は、現在288箇所にあるという…
今朝、広島の平和記念式典をテレビで観ていた。
私の折鶴も参加させてもらった。
小さな街の市長さんが世界に向かって放った言葉を
私たちはそれぞれの心で受けとめ、
育てなくてはならない。
広島県知事、広島市長、このお二人のスピーチを
まだ聞いていないかたは、検索すると無料で見られます。
全文をぜひ。
病室…
父が前立腺癌になったときの話だ。
主治医の先生から手術の説明を受けた。
母と妹と私、女三人が説明を受け父は別室に居た。
おろおろと泣く母を前に先生は淡々と説明を終え
それから言った。
「大丈夫ですよ、ボクは失敗しないので。」
ドクターXのキメ台詞だ。
もちろん、手術にどんな危険があるかわからないのは
理解している。説明も受けた。
けれど、実際に言われたときの安心感は半端なかった。
主治医の先生は、六時間に及ぶ手術を成功させた。
感謝しかない。
まさにドクターXだった。
私はドクターXのドラマは好きでよく観ていた。
しかし、あの手術以降観なくなった。
ドクターXのドラマには、その他の医師も出るからだ。
患者にとって、医師は全員ドクターXでなくてはならない。
そんなことをちょっと思い出した。
…父は今も元気です。