生きる意味……
生きる意味はわからない。
自分というRPGゲームの主人公として
生かされている感じ。
あとどのくらいライフゲージは残っているのだろう。
レベル1の主人公は少しずつ経験値を積み上げた。
新しい土地に行けば、新しいミッションもある。
私はまだ成長できるだろうか。
ライフゲージの尽きるまで……。
善悪……
ウソは悪だろうか?
私がまだ10代の頃の話だ。
アクセサリーを母と見ていたら
店員がねちっこく勧めてきた。
「娘が気に入ったなら買いますから」と母が言い
店員は一気に私を攻略し始めた。
母は店員の後ろに立ち、私を見ていた。
ペラペラよくしゃべる店員の後ろで
母は目をパチパチしたり口をパクパクして
何やら私に合図を送っていた。
店員の言葉よりも
母が何を言いたいのか わからず ただ困惑していた。
私がどんな返事をすれば母は気に入るのだろう?
もう少しわかりやすい合図をしてくれたらいいのに。
やがて
母の素振りが「買え」を意味すると判断した私が
首を縦に振ったとき
見上げた母の顔は 般若のようだった。
帰り道、母はめちゃくちゃ怒って私に言った。
「上手にウソをつく練習をしなさい」
私はウソをつく練習をした。
ウソをつくと体力の消耗が激しい。
ひとつのウソは次のウソを呼び
つじつまを合わせるにはまた別のウソが要る。
……たいへんだ…。
そして悟った。
ウソとは 頭のいい人に許された娯楽なのだ……
今日の心模様……
職場にて
ホルムズ海峡……ニャムニャム
要するに手袋が入ってこない。
貼り紙
「無駄使いしないように」
はあああ?
誰が無駄使いするって?
消費数とは 必要数とは
うっせえわ
いっさい現場を見ていない
あなたじゃわからないかもね
最終的に素手を使えば 問題はなし!
うっせえわ風…あの歌いいゎ〜
昔は手袋なんてなかった。
でも、どうなんだろうね。
そういうことじゃない。
手袋無いくらいなら何とかなるだろう。
そうじゃない。
ご飯食べてても風呂に浸かってても
ずっと頭をはなれない。
日本はそれでいいの?
私にはなにができるの?
そんな感じ。
雫……
中学生の頃の理科の授業だったと思う。
先生はビーカーに水を汲み、教壇に立った。
若いイケメンU先生はおもむろに話し始める。
昔々、エジプトにクレオパトラという
それはそれは美しい女王様がいたのを知っていますか?
彼女がグラスに注いだワインを海に落としました。
そのワインは海から雲になり雨となり土に染み
川となってまた海に流れ、そんなことを繰り返し
このビーカーの中に分子がひとつ入っています。
分子ってそんな感じです。
そう言ったが早いか
U先生はビーカーの水を飲み干した。
嘘でも本当でもよかった。
なんという浪漫だろう。
で、授業内容は頭に残っていない。
ははは…
中学生は浪漫が好きなのだ。
ははは……
もしも未来を見れるなら…
人は、
自分の人生にミッションを課して
生まれてくるそうだ。
今、苦しいのは
自分で課したミッションなのだ。
そうなると、
私は生まれる前から
自分の未来を知っていることになる。
忘れたのにはきっと意味があるのだろう。
このミッションを成功させなければ
また次に生まれて
同じミッションに挑戦することとなるかもしれない。
ああ、人生って、大変だなあ……