届かぬ想い……
私の夫の母、つまり姑は
ひどく意地の悪いクソババアだった。
大切に育てた花の首を全部ちょん切ったり
漫画にしてもいいくらいの爽快な意地悪をされてきた。
昨年の春、姑は認知症を発症した。
それからというもの
人が変わったようになった。
まず、「ありがとう」と言ってくれるようになった。
私の気遣いをひねくれずに受けてくれるようになった。
笑顔など見せなかった人が、よく笑うようになった。
認知症になると、本来の人格が出るという。
姑は、本当は、嫁と仲良くしたかったのかもしれない。
厳しく意地悪な姑を演じていただけかもしれない。
なんというあまのじゃくか。
姑が認知症にならなかったら
私は本当の姑に気づかなかったかもしれない。
今の姑が果たして本当の姑なのか
それはわからないが。
身近な人の心遣いにはありがとうを言う
それだけで
ずいぶん生きやすくなるかもしれない。
神様へ……
神様の神と髪、紙など
同じ かみ で、違うものってある。
例えば髪をカットすると言っても良いが
切ると言ってはいけない。
紙も同じだ。
切るとkillの言葉で そうなのかもしれないし
そうじゃないかもしれないけど
とにかく 切る を使わないで済むならそうして下さい。
あなたが神様を信じても信じなくてもいいけれど
言葉には見えない力が宿っていて
使わないほうがいい言葉はあるのです。
……という話を
どこかの本で読んで強く覚えています。
よろしければ あなたも……。
快晴……
「今夕は、西北西の風、風力は3、晴れ。
素晴らしい満月の夜になるでしょう。」
これは世界で一番有名な天気予報。たぶん。
快晴の定義は雲が1割以下、晴れは2〜8割。
8割雲の晴れなら、突然の雨も仕方ない。
アニメの中の天気設定とはいえ、よく考えられている。
……宅急便より……
おひさまに当たると、セロトニンが分泌するという。
セロトニンというのは別名しあわせホルモン。
しかし春の陽は結構強い。
春(はる)日に焼けると乞食も惚れぬ とかも言う。
でも日光は骨を強くするという。
うーん……
悩ましい。
言葉にできない……
ハイジとおじいさんが山小屋で作った
干し草のベッド。
気持ちよさそうなあのベッドで眠るのが
長い間、私の夢だった。
今、私は介護施設で働いていて
利用者さんのベッドを作る。
私はベッドにシーツをかけるとき
いつもハイジのあのシーンを思い浮かべている。
ハイジの小さな体がふわっとして
シーツが干し草にふんわりかかる。
そういうベッドに利用者さんを寝かせたいのだ。
あるとき、私がシーツをかけていると
通りかかったスタッフが
言葉を失い、私の動きを凝視していた。
ああ、この人には伝わった と思った。
施設での生活は楽しいものではないだろう。
気持ち良いベッドは
わずかばかりの慰めになるだろうか……
春爛漫……
なぜか あいみょんが思い浮かんだ。
ああ、連ドラの……
らんまんの…テーマソングか……
……安易だわ、発想が。
連ドラのらんまんは観てなかったんだけど
その後に”愛の花”を覚えた。
「大切な人を失う未来なんて来ないで」
あの詞は刺さる。
誰にとっても、大切な人を失う未来があるからだ。
あんなすごい歌詞を書く人が居んだなぁ。
母が
ひとつふたつ 桜が散る中で死にたいと言っていた。
そうだね、寒いと葬式ツラいからとかバカ言って。
埋もれるほどの花で飾ってほしいと言う。
花は高いからちゃんとお金貯めといてよ なんて。
できるだけ 生きてください。
愛の花を あなたへ。