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6/22/2024, 12:18:35 AM

好きな色…



いろいろと危ないことをする子どもだった。


ある時、竹やぶに行き、竹にのぼって遊んでいた。

太い竹が生えていて、どこまでのぼれるかやってみようと思った。


まだまだ登れそうな時、私の重さで竹がしなった。

私を乗せたままぐーーーんと。

頭の中に、マンガの忍者が空高く飛ばされて星になるイメージがよぎった。

飛ばされたら死ぬと思ってとっさに手を離した


落ちるその時、下を見てまたびっくり!

竹の切り株が無数に点在している!

忍者が竹のワナで串刺しになるイメージが!!


しかしもう手を離した私は、そのまま落ちるしかなかった。

竹の切り株の上にもろに。



竹は平らに切ってあったので、串刺しにはならなかった。

やれやれ。


あちこちすり傷はできたが自力で歩いて帰った。

親に怒られるので勝手に赤チンを塗っていた。


血が滲んでいて、その色がとても綺麗だと思った。


赤チンの色を見て思った。

「これ、赤じゃない。」

6/20/2024, 7:12:18 PM

あなたがいたから…




銀河がゆっくり回るように

流れてゆくこの時間の川の中で

どうしてあなたに会えたのか
 
       リリー(猫)へ

6/19/2024, 2:53:11 PM

相合傘…



人生で一度だけ、黒板に相合傘を書かれたことがある。

どうしても意見がぶつかる人がいて、その人の名前と私の名前が並んでいた。

小学生の頃の話だ。

その人とは、ただの友達で、それ以上にはならなかった。




なつかしいなあ…

そういえば、高校卒業したあと、その人を含めた数人で、鯛の活き造りを食べた。



今ごろどうしているかなんて、お互い知るよしもなし。

私達は今も、チョークの線で隔てられたままだ。

6/18/2024, 11:19:31 PM

落下…



子どもは、時として危険なことをする。


小学一年の春、家に二階が出来た。

窓から外を眺めて思った。

「飛べるかも」




それから試行錯誤が始まった。

美しく飛びたかった。

しかしアイテムも限られていたので、傘で飛ぶことにした。



近くの土手を飛んでみた。出来た。

少し高いブロック塀から飛んでみた。

傘は風圧を受け、心地よかった。


横風のない晴れた日がいいと思った。


決行の日は近づいていた。


そんなある日、二階で妹と追いかけっこをしていた時、

妹が部屋から出て階段を降りようとした。

私もすぐに追いかけた。


妹は慌てて踏みはずし、階段の一番上から一番下まで落ちた。

私は妹が落ちる背中を見ていた。

こういう時はいつもスローモーションなのだ。

妹は、木から滑空するムササビのように、とても美しく飛んだ。




妹は手の骨にヒビが入った。



結局私は、二階から飛ばなかった。

今でも、妹とあのときの階段の話をするときがある。

だが、私が二階から飛ぼうとしていたことは、誰も知らない。

6/17/2024, 3:47:10 PM

未来…



人間は、失敗から多くを学ぶ  (名無しの格言より) 




今もどこかで戦争、

どこかで災害

どこかで核問題…




私達の、ずっと未来の子どもたちに
安心して暮らせる地球を残したい。



夜中に電気使ってるようじゃ、ワシもまだまだダメじゃい

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