「夏草」
夏草、と聞くと、凄く力強いイメージがある。
暑さや水不足にも負けず、真っ直ぐに太陽に向かって、ぐんぐんと力強く伸びるイメージ。
逆に、冬の草と言うと、陽も当たらず雪の下で耐え忍んで、その時の為に力を溜めて、春を待って一気に芽が出る、みたいな感じで、何だか健気なイメージ。
でもよく考えると、どちらも辛抱強く、力強く。
人よりもよっぽどしたたかで、強い生き物だと思う。
私も、逆境に負けず、自分の持つ力を解き放てる時を間違えず、キチンとあるべき場所で、あるべき時に、芽を出せる自分になりたいと思う。
辛さを肥料にして、より強く、明るく、大きく、キレイに。
したたかに輝ける自分になりたい。
「ここにある」
目には見えない。
触る事も出来ない。
でも、確かにここにある、絆。
この縁が一生途切れずに続く事を、心から望む。
「素足のままで」
今回のお題で、自分が基本裸足で過ごしている事を書こうとして、ふと思った。
裸足と素足の違いは何?
で、調べてみた。
基本は一緒で、足に何も身につけていない状態。
でも、裸足は靴も履かず地面に足が直接つく状態。
素足は靴を靴下を履かずに履く時にも使う。
確かに言われるとそうだよね。
裸足で靴履くって言わない。素足って言うよね。
そう思うと、普段は自分でも意識してないけど、意外と皆微妙な言葉の違いは明確に口に出来なくても、ニュアンスの違いは解ってて使い分けてるんだな、って思った。
一つ発見のあった今日のお題でした。
「もう一歩だけ、」
もう疲れた。
毎日毎日限界を超えてまで頑張って。
人の分まで働いて、でも給料は安いまま。
何で適当に手を抜けないんだろう?
何で「嫌だ!!」って言えないんだろう?
正直、同僚が困るのはどうでもいいけど、お客様や他の人が困るのが嫌だから、無理してでも頑張ってしまう。
そして、その結果キャパオーバーして体調を崩したり、些細な事でイライラしたり。
なのに、要領のいいあの子は、大した仕事もせず、媚だけ売ってる。
そして、上司は言うの。
「仕事は皆で助けた合わないと」って。
はぁ?助けた事はあっても助けられた事はないんですが?
常に私搾取される側なんですが?
もう、嫌だ。
もう、疲れた。
もう、逃げ出したい。
ここから逃げ出す為に、もう一歩を踏み出したい。
あと一歩だけ踏み出せは、逃げられるの。
でも、考えた。
私全然悪くないのに、何故私が逃げ出さなきゃならないの?
どっかに行くのはあの子だよね?
何で私の踏み出すもう一歩が、逃げ道に向かわなきゃならないの?
違うよね?
私の踏み出すもう一歩は……
あの子に向かっての一歩。
もう一歩だけ踏み出せば……
ほら、柵の端に立ってるじゃん。
誰も見てないよ?
今が、チャンスだよ。
「見知らぬ町」
初めて来た町。
見知らぬ筈の町。
なのに、何故か既視感がある。
見た事が、来た事がある気がする。
この角を曲がればコンビニがあり、そこの路地にはポスト、その角にはバス停がある。
何故私は知っているの?
いつ、誰と来たのだろう?
そして、何故私はそれを忘れているのだろう?
解らない。何も、解らない。
そんな私の前にあの人が現れた。
懐かしい、あの人。
私が初めて、深く愛した人。
あの人に会う為に、私はここに来たのだろうか?
黙ってあの人の後をつける。
何度も角を曲がり、どんどん人気が少なくなる。
そして、角を曲がると、あの人は消えていた。
うらぶれた廃屋。
頭の中で危険なサインを感じる。
思い出すな、考えるな、引き返せ!!
猛烈な頭痛と共に、自分の中の何かが私に警告する。
でも、私は知りたい。
この見知らぬ町を私が知っている理由を。
そして、貴方が何処へ行ったのかも。
だから、自分の内なる声を無視する。
そして、壊れたドアを開ける。
そして、導かれる様に奥の部屋へ行き、畳を捲る。
そして、朽ち果てた貴方を見つけた。
ああ、だから私忘れてたんだね。
もう一度、忘れなきゃ。