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2/23/2025, 11:55:15 AM

「魔法」


もしも魔法が使えたら。
あの瞬間に、時を戻すのに。

それ以上は何も望まないから。
ただ、あの人が生きていた、あの瞬間に、戻りたい。

2/22/2025, 1:24:34 PM

「君と見た虹」


あの日、君と見た虹。
半分しか架かってなくて、でもそれが又儚げで綺麗で。
足りない半分を探し求めて、巡り会えた私と君みたいだと思った。
そして、二人で、ただ黙って見つめていたね。
その内に虹は消えてしまって。
でも、私と君はそのまま空を眺めながら、そっと手を繋いでた。

君とは感性が似ていたから、お互いに言葉にしなくても分かりあえる事が多くて、だから一緒に居ると落ち着けた。安らげた。
こんなに合う人が居るなんて、想像出来ない位、合う人だった。

でも、お互いにそれに甘え過ぎて。
いくら似てても、分かり合えていても。
同じ人間ではないから、完全に分かりあえる訳はなく。
「言わなくても分かるでしょ?」「君は分かってくれてると思ってた」それらは、全部お互いの甘えだった。

そして、あんなに寄り添えていた気持ちが一度離れると、全てが徐々に噛み合わなくなり。
どんどん分かりあえなくなり。

今となってはもう遠い過去の話で、その時の後悔や反省を胸に、同じ失敗をしない様に生きてきた。
君との失敗は、ちゃんと私の中で生かされてる。
そして、今でも虹を見ると共に思い出す。
君と見た、あの日の半分の虹を。あの時の気持ちを。
苦い思いも、切ない思いも。
あの時の気持ちを思い出しながら、君を思い出しながら。

2/21/2025, 12:31:59 PM

「夜空を駆ける」


夜空を駆けると言えば、かの有名なアニメ、銀河鉄道999を思い出す。子供の頃は憧れたなぁ。

宮沢賢治の銀河鉄道の夜もそうだけど、夜空って何だかロマンチック。

子供の頃は夜空に夢を見て。
大人になると夢や現実や、過去の思い出や、大好きなあの人の面影も重ねたりして。

昼間は明るい分現実を見るけど、夜は暗いから現実が少し見えづらくなって、その分想像が膨らんだりする。
だからなのか、昼の空は「駆ける」と言うより「走り抜ける」って感じだけど、夜空は正に「駆ける」って感じがする。私の勝手な感覚だけど。

同じ空なのに、明度の違いが大きな違いになる。
当り前と言えば当り前の、不思議と言えば不思議な、感覚の違い。
そして、その違いが又楽しい。

2/20/2025, 12:00:30 PM

「ひそかな想い」


この胸に秘めた想いは、誰にも気づかれたらいけない。

可愛い子供がいて。
不満がないと言えば嘘になるけど、でもそれなりに大事だと思える夫もいて。
仕事も、私生活も充実してて。
毎日の小さな愚痴位は出るけど、でも、決定的な不満や不安はなく、幸せな毎日だと思える。

でも。
私の心の底には、誰にも言えない想いがある。

あの人と別れて、「もうこんなに辛い恋はしたくない」って、心の底から思っていた。
裏切られたし、修羅場もあったし、決して誠実な人ではなかった。
私にも、彼女にもいい顔をして、私も彼女も苦しんだのに、それでも自分が一番苦しいと思う様な、そんな狡い人だった。
決して自分からは結論を出さず、悩み抜いているポーズをして、結局私と彼女に結論を出させる様な人だった。

だから、私は心の何処かで呆れていたし、この人との未来はないな、って思ってた。
疑いながら一緒に居る事なんて出来ないし、居たいとも思わなかった。
だから、私は別れを選んだ。

でも、実際は。
ただ私は臆病なだけだった。
あの人を信じる事が怖くて。

ただ、自分のプライドを守っただけだった。
疑心暗鬼になって、醜い感情を剥き出しにする自分を見たくなかっただけだった。

そして、そうやって自分から逃げた私は。
今でもあの人に対する気持ちを何処かで終わらせる事が出来ないまま。
心の中にあの人に対する一縷の想いや希望を残したまま。

この先、きっと一生どうなる事もなく、でも失くす事は出来ないこの気持ちを。
誰にも言えないまま、きっと一生持ち続ける。
密かに、心の奥底でずっと。

2/19/2025, 10:29:12 AM

「あなたは誰」


鏡に映る貴方は誰なの?
いつも人の顔色ばかり伺って、言いたい事も言えず。
自分の事は二の次、三の次で、常に「いい子」でいる貴方。

それはホントの貴方なの?
自信を持って、「これが私」って胸張れる貴方なの?

他人の視線じゃなく、他人の価値観じゃなく。
自分を軸に、自分の価値観で、自分の責任で。
そうやって生きて初めて、ホントの自分に出会えるんじゃないの?

そうしたら、例え周りの人全員が、「オマエなんか知らない!!」って言ったとしても、「あなたは誰?」って言ったとしても、「いやいや、これが自分だから」って、自信持って言える自分になれるんじゃないの?

自分を自信を持って「自分」と言える、そんな自分で居られるように、日々生きて行こう。

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