「星を追いかけて」
貴方と言う星を追いかけてここまで来た。
貴方はいつも私の先を行っていた。
成績も、人望も、人としての器も。
全てが私が「敵わないな」って思えた。
最初は負けず嫌いな私は、ただ負けたくないだけだった。
同じ年なのに、何で貴方が出来る事が私に出来ないの?って、悔しくて悔しくて、がむしゃらに頑張ってた。
でも、いつからか。
貴方は私の夢であり、憧れになった。
そして、負けたくない、ではなくて、追いつきたい、貴方に見合う女になりたい、って思った。
だから、貴方が居たから、私はここまで頑張れたんだよ。
そして、これからも頑張れるんだよ。
だから、貴方も挫けないで。
貴方は私の星なんだから、自信を持ってていいんだよ?
貴方の存在が、他の人のやる気になったんだよ?
だから、「自分がキライ」だなんて。お願いだから言わないで。
貴方を大好きな人が居るから。
貴方はそれを誇っていいから。
落ち込んでもいい。そんな日もあるよ?
でも、自分をキライになんかならないで。
お願いだから……
「今を生きる」
どんなに辛い時でも、逆にどんなに上手く物事が運んでいる時でも。
常に人は「今」しか生きる事が出来ない。
現実は良くも悪くも移り行くし、気持ちも変わる事もある。
でも、一つ一つの「過去」の行動の結果が「今」を作り、「今」の積み重ねが未来を作る。
当たり前だけど、過去と現在と未来は全て繋がっている。でも、生きられるのは、変えられるのはこの「今」しかない。
だから。
この「今」を精一杯生きる。
過去の自分のした事を信じたいから。
未来の自分に後悔の種を植えたくないから。
だから、自分に出来る精一杯で、今を生きる。
「飛べ」
地面に足を着き、空を見上げる。
あの鳥達の様に、この広い空を飛べたらいいのに。
重力に支配されず、自由に空を飛び回る。
そんな事を夢見る。
もし、空を飛べたなら。
そうしたら、今後ろから「飛べよ」なんて、遊び半分で私を脅す、この人達から逃れられるのに。
心の中では「オマエが飛べよ」と思いながら。
そうする隙を虎視眈々と狙いながら。
ポケットの中のナイフを握りしめて。
「special day」
貴方と出逢ってからは、毎日がspecial day
何でもない風景も、聞き飽きた音楽も、全てが色を帯びて、全てが美しく感じる。
貴方と出逢えた事。それがそもそも私のspecialでmiracle
「揺れる木陰」
明るい陽射しに揺れる木陰のなかで、君がひっそりと微笑む。
このまま時が止まればいいのに。
そしたら、誰憚る事なく、君を見つめ続けて居られるのに。
……いつものように、陰からこっそり眺めなくてもいいのに……