「My Heart」
君の鼓動が聞こえる。
緊張なのか、少し早めに打ってる。
きっと、私の鼓動も一緒だよね。
嬉しくて、少し照れくさくて、そして、この上なく幸せで。
ずっと、大好きだよ。
「好きじゃないのに」
君の事なんて全然好きじゃないのに、何故か気になる。
君が他の子と楽しそうに話をしてる。
君が課題の事で悩んでる。
君の些細な一挙手一投足が、気になる。
別に君が好きな訳ではないと思うんだ。
こう言っちゃ何だけど、僕の好みじゃないし。
何で君が気になるのかわからない。
でも、君から目が離せない。
気がついたら君を探してるし、見つめてる。
君に笑顔で居て欲しいって思うし、君に幸せになって欲しいって思ってる。
君の事なんて、全然好きじゃない筈なのに。
まだこの気持ちに名前はないけど、いつかはわかるのかな?
きっと、恋ではないと思うんだけど、どうなんだろう?
「ところにより雨」
天気予報でよく使われる「ところにより雨」。
それは、晴れている場所もあるからこそ使える言葉。
私の心の中も、こんな土砂降りの雨ばかりではなく、晴れている場所があればいいのに。
貴方を喪ってからは、私の心はずっと全てが土砂降りのまま。
いつかは晴れの日も来ると知っているけど、そのいつかがまだまだ先な事も知っている。
だって、今でもこんなにも貴方を求めている。
淋しいよ……
「特別な存在」
君こそが、ママにとっての唯一の存在。
そこに存在してくれるだけで、ママを幸せにしてくれる、特別な存在。
生まれてくれて、有難う。
ずっと大好きだよ。
「バカみたい」
わかってる、バカみたいだって。
こんなバカな男を信じてついてきて、結局騙されて。
友達とかに親とかからの信頼を失って、時間もお金も無駄にした。
何一つ得るものはなく、満足も安らぎも得られずに、失った物は数え切れず。
何で信じたんだろう?
何で気づかなかったんだろう?
悩んでも、悔やんでも、なかった事には出来ず、ただただ後悔の渦に飲み込まれていく。
信じたかったの。
ふとした時にに見せる、子供みたいな笑顔を。
助けたかったの。
ありきたりだけど、捨てられた仔犬の様な、縋り付く瞳を。
信じたかったの。
救いたかったの。
始まりはただそれだけだったのに。
いつからかそれが見せかけだとわかった。
それが手口なんだって気付いた。
でも、気付いた時にはもう、独り占めしたい程貴方に溺れてた。
自分では、どうしようも出来ない程になってたの。
だから……だからね。
このバカみたいな鎖を断ち切るには、こうするしかなかったの。
鎖も、貴方も、まとめて断ち切るしかなかったの。
そして、私が選んだ答え。
これでもう、誰にも貴方を取られない。
冷たくなった貴方を抱きしめながら、もう二度と貴方の温もりに触れられない事を悔やみながら、それでも何処かで安堵して微笑む私。
ホントに私、どうしょうもないくらい、バカだよね……