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2/12/2024, 9:31:16 AM

この場所で

『待ち合わせ』

夜(よる)「明日待ち合わせどこにする?」
未衣(みい)「あの場所でいいんじゃない」
夜「おっけー、あの場所ね」
未衣「じゃあ、また明日ね」
夜「じゃあ、明日」
私の名前は未衣、花の女子高生。
学校が終わり帰り際に明日の休みに夜と遊ぶ約束をしていて待ち合わせの場所を決めた。
私達は仲良しだから『あの場所で』と言っただけでどこの場所かすぐに分かる。
これこそまさに親友だ。


次の日
未衣「遅い!もう1時間も過ぎてるんだけど」
私は待ち合わせの時間になっても来ない夜に電話した。
夜「それはこっちのセリフだよ!」
未衣「え?どこいんの?」
夜「『金魚の唇公園』だよ!」
未衣「どこそれ!?」
夜「覚えてないの?未衣が小学生相手に向きになって口喧嘩して負けて泣いたとこだよ」
未衣「そんな場所待ち合わせにするわけ無いでしょ!」
夜「そう言う未衣はどこいんのよ!」
未衣「『ひしゃげた自然薯公園』だよ!」
夜「どこよそれ!?」
未衣「覚えてないの?夜が立ちションしたとこだよ」
夜「そんなんしたことないし!女子だし!」
未衣「あぁこれは夢で見たんだった」
夜「もういいから、とりあえず中間地点のあの場所で待ち合わせね」
未衣「おっけー今度はちゃんと来てよ」


30分後
未衣「お待たせ〜」
夜「きたきた、やっと来たよ」
未衣「最初っからここに来ればよかったんだよ」
夜「この場所だもんね」
未衣「うん、この場所で初めて出会ったんだもんね」

2/11/2024, 9:50:48 AM

誰もがみんな

『誰もがみんな悩んでいる』

ヴィラン「なぁ、ヒーロー、俺はもう100人以上の人間を殺した大ヴィランだ、今更後戻りなんてできなぇーんだよ」
俺はヒーロー、スパーパワーを使い沢山のヴィランを退治してきた。
そしてずっと追っていたヴィランをついに追い詰めた。
ヒーロー「後戻りなんてできないかもしれない、でもこれから先お前の手で亡くなる人をなくすことはできる、だからもうヴィランなんてやめるんだ」
俺はこのヴィランになんて言葉をかければいいのかわからず、それらしいことしか言えなかった。
俺はずっと悩んでる、何が正しくて何が間違っているのかがわからない。
俺はただひたすら自分の思う正義の通りにひた走ってきた。
それが世間からも正義だと認められた。
しかしこのヴィランも自分の思う正義の通りにひた走ってきた、それが世間から悪だと言われた。
ヴィラン「俺は長いことヴィランをやってきてわからなくなった、何が正しくて何が間違っているのか、でもひとつの答えにたどり着いた」
ヒーロー「なんだ?」
俺は気になった、ずっと悩んでいる答えをこいつはわかったのだ。
ヴィラン「何が正しくて何が間違っているのかなんて誰にもわからない、それなら!自分の正義を最後まで押し切るだけだ!」
俺はこのヴィランと対峙する前にこのヴィランの情報は全て知っていた。
こいつはこの世の中、人間に見捨てられ絶望した挙げ句、ヴィランとなった。
この世の中には犯罪を犯さずとも悪いことをしている悪人がいる、このヴィランはそういう人たちを殺して回ってる。
悪人の退治、やっていることは同じでも大きく違うところがある。
悪人を切り捨て殺すか悪人をねじ伏せ更生させるか。
ヒーロー「そうか、、、」
俺はどうしていいか、何を言えばいいのかわからなくなった。
何が正しくて何が間違っているのかわからない。
子ども「ヒーロー!がんばれ!」
そんな時後ろから子どもの応援する声が聞こえてきた。
そうだ!
ヒーロー「おい!ヴィラン、何が正しくて何が間違っているのかなんて誰にもわからない!でも俺は人々が笑顔になる正義を最後まで押し切る!、それがヒーローだ」
ヴィラン「、、、良い答えだヒーロー、お前に負けれてよかった」

2/10/2024, 9:11:21 AM

花束

『花言葉』

私の名前は未衣、花の女子高生。
京先生「今日は母の日だな、みんな母親にいつものお礼になんかしてあげろよ」
授業が早めに終わり休み時間まであと3分となり、担任の京先生が言った。
藤介(とうすけ)「でも何してあげたらいいんですか」
前の席の藤介は机に突っ伏して気怠そうに言った。
京先生「お花をあげたらいいんじゃないか、カーネーションとか」
藤介「カーネーションね〜」
また気怠そうに言った。
京先生「あっでも気をつけろよ、カーネーションは赤いヤツをあげるんだぞ」
未衣(みい)「なんでなんですか?」
疑問に思ったので私は質問した。
京先生「カーネーションは色によって花言葉が違うんだ、赤が母への愛、白は尊敬とかな」
未衣「へぇ〜、そりゃ知らなんだだ」
京先生「僕は大学で植物サークルに入ってて花言葉とかにすごく詳しいんだ」
未衣「へぇ~、そらも知らなんだだ」
キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴って休み時間となった。
夜「ねっ未衣、黄色いカーネーションの花言葉知ってる?」
友達の夜が後ろの席から声をかけてきた。
未衣「えっ知らない、何?」
夜「『感謝』らしいよ、しかも12本の束であげたほうがいいらしいよ」
未衣「へぇ~、そりゃ知らなんだだ」
夜「先生にあげたら?」
未衣「それいい!明日あげるわ!いつも京先生には助けてもらってるし」


次の日
未衣「先生!いつもありがとうございます!」
そう言って朝早くから京先生に12本の束の黄色いカーネーションを渡した。
京先生「おぉー、ありがとな、えーと、なんか先生に不満があるかぁ」
未衣「えっなんでですか?」
京先生「カーネーションは12本で『永遠』って意味で黄色いカーネーションの花言葉はな、『軽蔑』なんだよな、だから永遠に軽蔑するって
ことなんだ」
後ろから夜の笑い声が聞こえてきた。
未衣「夜〜!嘘ついたなー!!」
夜「ごめんごめん笑」

2/9/2024, 5:42:35 AM

スマイル

『スマイルください』

夜(よる)「あそこのファストフード店、スマイルくださいって言ったらスマイルくれるらしいよ」
未衣(みい)「えっ?なにそれ笑、ほんと?」
夜「ホント、ホント、この前言ったらスマイルくれたもん!」
未衣「それってお金取られるの?」
夜「いや、タダだよ!」
未衣「じゃあ行こ!」
夜「いこいこ」

夜「私ここで待ってるね」
夜はお店の入口の前でそう言った。
未衣「なんでぇ?一緒に来てよ」
夜「1人で行かないとくれないらしいから」
未衣「そうなの?!」
夜「なんかぁ〜、スマイルが分散しちゃうから〜、みたいな」
未衣「そうなんだ!、じゃあ行ってくるね!」

お客さんは並んでなく真っ直ぐ店員の前に来た。
未衣「店員さん!スマイルください!!」
店員さん「、、、そういったサービスはやってないんですけど」
未衣「あぁぁ〜〜」
私はリンゴのような顔になった。
後ろ振り向くと店の外でお腹を抱えて笑っている夜がいた。
未衣「夜〜!!」
私はその場から逃げるように走って夜のもとまで行った。
夜「あはははは、ごめんごめん笑」

2/8/2024, 5:30:58 AM

どこにも書けないこと

制作中...

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