こんにちは
先日書いた私のお手紙、受け取ってくれましたか?
私は、対面で話したり書いたりすると
想いを伝えることが出来ません
今、どう思っているのか
不快に思っていないか
嫌われているかも
と、いろんなことを考えて、頭がパンクしてしまうのです
そして、本当に伝えたいこととは
違うことをいつも言ったり、書いたりしてしまう
要するに、伝えることが苦手なのです
それでも、あなたへ送りたかった
私の気持ちを
だから、書きました
昨日の手紙を
書いている途中、ずっとどきどきしてました
投稿しているとき、不安でした
嫌われたらどうしよう
って
まず、見てくれたかもわかんないのにね
大好きです
ごめんね
念入りに洗顔したあと、保湿して、パックする
そして朝起きたあと
ヘアアイロンで髪を巻き、メイクする
可愛くなるように可愛くなるように
久しぶりに君と会うのだから
精いっぱいお洒落して行きたい
そして、
「可愛いね。」
なんて、言ってもらうのだ
これから会うあの人に向けて
こころがふわりと踊りはじめた
忙しいあなたが
ゆっくりと休める場所に、私はなりたい
ほんの少しだけでも癒されるような
ずしり、と肩の上の重みが増す
どうやらより肩に寄りかかっているうちに
本当に眠ってしまったようだ
私は、あなたの休息所に慣れているのかな
なれていたら、嬉しい
柔らかい茶髪を撫でてみる
「好きだよ。」
眠っている筈のあなたが
少しだけ微笑んでいたような気がしたのは
きっと、気の所為
籠を一つ、胸に抱く
抱いた籠は、どうやら力を入れすぎてしまったらしく
きしんだ音が鳴った
中に入っているのは小さな鳥
罠に掛かってこんな人間の手に落ちた、運の悪い子
今は怯えているのか、震え、丸くなっていた
「大丈夫、怖くないよ、ここは安全。」
甘い声音で嘘を吐く
本当は安全では無いくせに
それでも、小鳥は騙されなかった
さっきより一層強い目をして、威嚇してきた
あぁ、残念
もし懐いて貰えたなら、
それが駄目でも信用さえしてくれたら
あの子は殺さずに済んだのに
形が歪むまで力を入れられた籠の中には、
まだ、あの子の命の温もりが残っていた
もういなくなっていたとしても
今日、君と別れる
そう、決めたのに
言えなかった
「別れよう。」
たったこれっぽっちの言葉なのに
いざ、君を前にしたら
なんにも言えなくなっちゃった
いっしょにいた日々が頭によぎったんだ
前までは、いつでもいっしょにいて
支え合って、時には喧嘩して、そして仲直りして
好きだった
ねぇ、好きって苦しいね
僕たちは、多分、別れなきゃいけない
お互いの為にも
けれど、今でもやっぱり君が好きで
別れよう。なんて言葉さえも言えない
ごめんね、好きだよ
心の中で懺悔する
過ぎ去った日々を想いながら