「一筋の光」
僕の真っ暗な世界に一筋の光が刺した。
僕は親から悪魔と呼ばれた。
僕に話しかける人なんていなかった。
もう、声の出し方も忘れた。
笑顔の仕方も、涙の流し方も。
全部忘れた。
でも、君に出会って、好きになった。
僕に話しかけないでと伝えても君は話しかけてくれた。
僕は暗闇の中をずっとさまよっていた。
でも、君に出会った時一筋の光が刺した。
その光に僕は救われた。
こんな僕だけど君のそばにいたい。
いつか君の光となれるように。
「哀愁を誘う」
あなたに会いたい
そう願うことはダメなことですか?
秋になると悲しみに襲われた。
あなたと出会った季節だから。
そして、別れた季節でもあるから。
何でこんなにも、もの寂しい気持ちになるの。
もう会えないってわかってる。
あなたは天国にいるから。
でも、会いたいの。
まだ忘れられないから。
悲しみに襲われても、あなたを忘れたくない自分がいる。
だって、私を愛してくれた人だから。
あなたは言ったよね、僕を忘れないでって。
だから、忘れないよ。
「鏡の中の自分」
鏡なんて嫌いだ。
自分の顔を見る度にそう思った。
みんなみたいにもっと可愛くなりたい。
なんで自分はってずっと思ってた。
でも、彼に会ってからは変わった。
自分の顔を好きだって言ってくれた。
なんで私なのって聞くと彼は
「可愛くて、優しくて、こんなにも愛おしいのは君だけ。」
って答えてくれた。
自分の顔は未だに好きになれないけど。
彼のおかげで少しは好きになれそう。
「眠りにつく前に」
僕は夜が好きだ。
静かで落ち着いていて、どこかほっとする。
眠りにつく前に考えること。
それはいつまで生きれるのか。
朝起きて、今日も生きていると感じる。
僕にとって、それは嬉しくも苦しいこと。
僕は孤独だ。
親も兄弟もいない。
こんな世界で生きている意味がわからない。
でも、そんな僕の世界はある人と出会って変わった。
僕にとってその人は太陽みたいな人。
その人に死にたいと言った時はすごく怒られた。
でも、今はもう生きたくて仕方がない。
この人と一緒にいたい。
だって好きだから。
それから眠りにつく前に考えることが変わった。
彼女のことで頭がいっぱいになった。
みなさんはそんな人に出会えましたか?
「永遠に」
僕の余命は残り1年。
そんな僕の前に月夜蛍が現れた。
彼女は僕のモノクロの人生に色をつけた。
こんな僕でも生きたいと思った。
でも、天国までのカウントダウンは始まっている。
彼女にそれを打ち明けた時僕よりも泣いてくれた。
もっと早く彼女に会えてたら僕は。
彼女と過ごす日々は僕の心を癒した。
もう少しで終わると分かっているのに。
こんなにそばにいたいなんて。
彼女を苦しめるだけなのかな。
それでも、僕は彼女のそばにいたい。
永遠なんてものこの世に存在するのかな。
存在するのなら僕は彼女と永遠を願いたい。
永遠に一緒にいたい。
そんな願いが叶うはずないのに。
それでも、彼女との永遠を僕は願った。
永遠の愛を誓いたかった。