「どこまでも続く青い空」
「あーあ、なんでみんなみたいに出来ないんだろ。」と僕は小さく呟いた。
僕は不器用だ。恋愛も友達関係もあまりにも下手すぎる。
誰か教えて欲しいよ。どうすれば上手くいくの?
僕は屋上で青い空に呟いた。
誰だって悩みはあるだろう。
でも、僕はそれを話せる家族がいない。
もう天国に行ってしまったから。
今日は快晴で、青空がどこまでも続いている。
こんな日は天国からよく見えるのかな。
父さんと母さんに会いたい。
僕の好きな物は空と星。
それは父さんと母さんの好きだったもの。
僕は青空を眺めて、父さんと母さんを思い出した。
「衣替」
夏から冬に季節が移っていく。
そろそろ衣替えしなきゃな。
衣替えってなんであんなに面倒なんだろう。
とか言いながらも衣替えをする。
早く冬になって欲しいな。
このパーカーこんなとこにあったんだ。
衣替えをしてると色々見つける。
衣替えもなかなかに楽しいかもな。
「声が枯れるまで」
この声が枯れるまで私は君への愛を叫ぶ。
いつだって無口な私は声をあまり出さない。
でも、君と出会ってから声をたくさん出すようになった。
声を出すことの大切さを君が教えてくれた。
でも、そんな君はもう居ない。
私のことを庇って亡くなった最愛の人。
今日はその人の命日。
私はお葬式の時誰よりも泣いた。
彼に家族はいなかったから。
もうこれ以上涙が出ないってくらい泣いた。
こんなにも悲しいなんて。
私はその時後悔した。
この声が枯れるくらいに君へ愛を伝えておけばと。
後悔してももう遅いけど「あなたを愛してるよ。」と私はお墓の前で呟いた。
「始まりはいつも」
恋の始まりはいつも突然だ。
僕は出会ってすぐ君に恋をした。
でも、見つめているだけで充分だった。
ある日の出来事で僕たちの距離は近くなった。
両片思いだったらなんて有り得るわけないと思いながら。
「ねぇ、私たちって友達?」と君が僕に聞いた。
「そうじゃないの?」と僕は聞いた。
「私はそうは思っていないよ。」という君。
「それって、どう意味?」と僕が聞くと
「内緒だよ。」と君は微笑みながら言った。
僕たちの恋は始まったばかりだ。
このまま終わらないように願った。
「すれ違い」
僕には大切な親友がいた。
5歳の頃からずっと一緒でいつだって一緒にいた。
そんな親友と最近喧嘩した。
部活や恋愛、様々な理由で僕たちはすれ違った。
心にぽっかり穴が空いたように感じた。
大切な人だって分かってたのに。
早く親友と仲直りがしたい。
すれ違いって怖いことだと思った。
大切な人なら言いたいことは言うべきだって今回の件で分かった。
一言「ごめん」たらな。
素直になりたい。
親友に勇気をだして「ごめん」って送った。
「俺もごめん。」というラインで安心できた。
皆さんは親友や大切な人とすれ違ったことはありますか?
そういう時はしっかりと謝りましょう。
大事な人を失わないように。