色々好きとか嫌とか詰め込み

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6/3/2025, 12:46:31 AM

誰かの嫉妬に憎悪が孕んだ言の葉は紙飛行機に挟まれて
雨の冷たい空気を乗せて
私の背を目掛け飛んでくる
ちくちく、ずきずき
背に刺さる
『でも今日の私はいつもとは違うのよ』って一人いたずらげに笑って、少し傘を背に傾け大した防御にもならない自己防衛を試みる
だんだんと雨音が大きな音たてて私の耳を塞いでくれる
だんだんと雨粒が大きくなって紙飛行機が届かぬよう打ち落としてくれる
濁った水溜りにオーダーメイド製の革靴がリズムよく飛び込む
傘の中の自分の顔なんて分からない
傘深くさしてれば顔なんてあまり見えないでしょう?
傘の中で私は口遊む
雨音に掻き消されてしまうよな小さな歌声
もう全部やめちゃいたいなんて弱音零すのは傘の中だけ。
傘の中でひっそりこっそり。
雨と混じって跡形もなく流れるように。

5/28/2025, 11:15:38 AM

狂った愛だとしても見つけたい。そこにあるのがどんな愛であれ愛なのであれば欲しい。
嫌いなあいつのことも吐きそうなくらいに愛したい。
全ての混沌の中で判断能力なんて劣って思考も働かぬ中ただ雰囲気に流されて過ちに溶け込みたい
浴びた叱責のコートを作りたい。冬に羽織れば皮膚がジリジリ痛くなって温かいと錯覚起こすでしょう。
大きな音に萎縮させられる。
偏食の私は出された食事を全て平らげる。
可愛い赤ちゃんですら可愛く見えなくて、ただその引きちぎれるような産声に耳を押さえるのでした。

5/8/2025, 4:16:43 PM

凡人です。僕には何もない。
そんな主張をして今日も身を潜めるのに必死なんです。
呼吸してるだけでたまらなく胸がいっぱいになって苦しいんです。
話す度にどこかから何かが削れていって。
振る舞う度どこからか何かが滲んでこびりついて。
眠ったらこの長い先の見えない人生辞退できてないかな。
自分の本心が分からない。胸の内に思い浮かんだそれは“そうありたい”が介入した理想なのか、他人を配慮した気遣いなのか、誰かに支配されコントロールされた洗脳なのか。いつだってそんなのに本心は押し潰されて、何にも触れずに単純に生まれる本心が拾えない。脳内を巡り続ける色んなものが邪魔をする。
明日の可能性が浮かぶ。
竦んだ足は硬直してるけど、容赦なく今日に明日へ突き飛ばされ転び込む。
いつだって憂鬱。開き直れてたらとっくに笑顔でいるっての。
不快感にまみれて息がしづらい。
生きるモチベも意味も意義も価値も理由もありません。
いつだって死にたい。
何か正当な理由で楽に消え去れたらな
なんて毎晩思うこと。
寒いとか暑いとかめんどくさいし、歯磨きも疲れるし。
頑張るとか以前に呼吸するのも億劫です。
そりゃ呼吸止めたら苦しいからするけど、永い苦痛の終止符は呼吸止めることだよね。
『苦痛になる問題はなんなの?』ってこの世に存在してるだけで苦痛です。問題解決には死ぬのがうってつけですよね。あぁそうですよね。
何か落ち着かない夜と。うるさい外野の大人。
問題がいざ起きても頼れる人も逃げる場所だってないし。
『何が不満なの?』って。こんなやりとりばっかしてさ、一緒に生きるのは僕も貴方も面倒臭いだけだよね。僕が嫌ならもう早く見離してほしいけど、義務が付き纏うから無理な話だよね。お互い何の得もないね。バカみたいだね。僕ったらさっさと死んだらいいのに。
僕が僕に一番死んでほしいと願ってるよ。
誤解しないでね。僕は自分が好きなんだ。だからこそ解放してあげたいよ。
ダニのせいで皮膚が痒いし。暑いんだから寒いんだから分からないし。感情も汚いし。食いしばりで歯が痛むし。スマホ持つ手が痛むし。
全てのことが嫌になるんだ。
落ち着かない。
いつだってざわめいていて不快でおかしくなりそうだ。

5/6/2025, 12:16:04 PM

不安だらけで壊れそうだ。過ぎゆく時間と迫り来る時間が紙一重にのしかかってくる。とっくにキャパオーバーなんてもの迎えてる。
来週のカウンセリング。「ただ聞いてもらえたら」なんてきっと嘘。
それ以上を求めてる。
これで充分だよ。だなんて自分に言い聞かせて、自分のありたい自分であろうとする。
それが悪いことだなんて言わないけどさ

どんなトラブルが起きたとしてもいつだって冷静に対処する人がいた。
そのあまりの冷静さにパニックの渦だった周りも拍子抜けして調子を取り戻していく。そんな姿が格好良くて。
僕が焦燥感に蝕まれそうになっている横で、その人は何食わぬ顔で『あーあ』なんて呟いて。僕の視線に気づくと、『まぁなるようになるよ』なんて余裕気に口端をあげたのが格好良くて。
どうして冷静でいられるのかって聞いた。
その人は少し考えるように唸って、口の中で飴玉を転がしながら言った。
『どうなってもいいんだよ。』
『私なんてさ、産まれたついでに生きてるだけだから。』
『どうせ終わりは来るんだ。焦らなくなっていいよ。なんなら頑張らなくたっていいかも。でもいつだって今を素敵に生きたいからそれなりに頑張りはするんだよ。』
なんて。
理由は思ったよりかっこいいものではなかった。いや、文面だけ見るとかっこいいのかもしれないな。ただその人の横顔はぼんやりとしていて、どこも見つめていなかった。どんなものならかっこよかったなんて自分でも分からなかった。
輝かしい希望みたいな大人を見たかったのかもしれない。
ただ見えない何かに期待を膨らませて夢みたいに淡い理想を押し付けるエゴは人間の性でしょう?
でも今思えば、あの頃の僕は少年ジャンプの主人公が言うような、デカくて強くて堂々としたものが聞きたかったんじゃないかな。年相応の理想だ。
今聞いたなら、その人の言うことが心地良く聞こえたと思う。

「ただ話を聞いてほしい」なんてのは嘘になるかもしれないけど、自分でも何が言いたいのか分からないから。誰かが拾ってくれるに甘えてただ待ってる。
それでも僕の言葉に価値があるのか決めるのは貴方だから。

5/5/2025, 3:01:54 PM

愛の名前を知れたなら。
僕の感情がその名前だったなら。
そうしたらラブ&ピースハッピーエンドで物語を締めくくれたのかな。

自分を愛せとまでは強いらないけど、せめて許せたのなら。
顔も名前も知らない誰かの顔色窺って自分取り繕うこともなかったのかな。

誰も傷つけずに生きるのは不可能なのと同じく、誰にも傷つけられずに生きるのは不可能だ。
零が並ぶデジタル時計を横目で見て、夜に染まった世界と一室のなか、まだ青い光浴びてる。

誰かに届いて欲しい独り言。

自分をもっと分かってあげられたらよかったのにな

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