やなまか

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12/25/2023, 6:12:07 PM

ゴミの日。娘の部屋のゴミを集めていると、包装紙に鉛筆で書いただろうメモがありました。
クリスマスプレゼントを包んでいた紙でした。

「サンタさん プレゼントありがとう!」

母は、ぽろりと泣いてしまいました。

12/24/2023, 10:28:08 PM

身体が上がっていかないように肩を抱き締められた。
私は彼の胴にしがみつく。優しい温かさと汗で濡れる肌が、どこかに行ってしまいそうな感覚を現実に引き留める。
匂いがして激しい動きに今までの思い出がフラッシュバックする。ここはただの経由地なんだと思ったら期待が止まらない。
お互いがお互いを離さぬように強く抱く。
言葉さえも無くなって求め続ける獣となり下がった。あまりの波に声をあげるとただ静かに名前を呼ばれて意識が飛んでいく。
こんな日になんて滑稽なんだろう。

12/23/2023, 9:08:34 PM

クリームチーズ200g
砂糖80g
卵3個
生クリーム200cc
小麦粉かホットケーキMIX60g〜80g
レモン汁 少々



クリスマスどころか休みの間、子ども達をどこにも連れてってあげられないからね…
せめてみんなでお菓子作りをしようと思って、昨日チーズケーキを皆で焼きました。
卵は分離しちゃうから少しずつ入れて下さいね。
泡だて器でまぜるだけで出来ちゃうんですよ。粉もふるわなくて大丈夫。

あとはオーブンへ。
水分が多いものは低め温度でじっくりが基本です。
焼いてるうちからいい香りが漂ってきて、ほんとお菓子作りって好き。
「美味しい!」「最高!」
って声が何よりも嬉しいです。


12/22/2023, 9:46:15 PM

久しぶりに逢えて、ちょっとたがが外れてしまっている気がする。
薄暗くした浴室で、湯船にどぼんと彼が入ってきた。すぐに大きな手が腰に絡み付いてきてそのまま上がってくる。少し抵抗をしたのに、首筋に冷たいキスが落とされた。
温まっている身体との温度差に自然と硬直する。悲鳴みたいな変な声が出てしまった。
「会いたかった…」
いつもと違って少し反響して聞こえる。
でも低くて優しいいつも通りの声。
首の後ろを支えられたから、「私も」と言う代わりに身体をねじって私からキスをした。終わらない夜が始まる。

12/21/2023, 7:22:56 PM

彼の少しだけ上背を伸ばした背中が命を刻んでいる。
稲穂の海を駆けて私達はまた世界の色を奪うのだ。
氷の粒が含まれているような風が髪を攫う。
耳に当たる風は冷たくて。
ああ。この空の下で生きている。

一人で部屋で待つよりずっといいなと思ったんだ。

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