・セリフとのバランス
多過ぎればただのセリフ劇、
少なければ描写過多かただの説明になりがち。
セリフがないと取っつきにくいと感じる人も一定数居ると思われる。
ただし、セリフが無くても描写と場面運び次第で雰囲気を作り上げられると思っている。
描写多すぎると鼻につくししつこく感じる。多少は無いと薄っぺらい。人間臭さ(生き物臭さ)は必要だと感じる。
【責める】
少年は恐る恐る尋ねた。
「あの時の女の子、無事?」
「無事だ…。てめぇ、あいつは一般人なんだ!何かあったらどうするつもりだ!」
男の怒りに、少年はみるみる落ち込んだ。
「ご、ごめんなさい。僕、何も知らなくて…」
【責める】
少年は恐る恐る尋ねた。あの時の女の子は無事?と。
対する男は苛立たしげに吐き出す。
「無事だ…」
次の瞬間、激昂して立ち上がった。
「あいつは一般人なんだ!」
あの子に何かあったら許さない。という怒りの目だった。
少年は気圧されみるみる青くなっていく。
「ご、ごめんなさい。僕、何も知らなくて…」
とうとう罪悪感に苛まれ、苦悶の顔に涙が一粒こぼれた。
・それは。多すぎ問題。
「リズムで入れてしまうし匂わせたくて挟んでしまうけど、無くても意味は伝わる時もある」
「それはリズムで入れてしまうし、それを匂わせたくなり挟んでしまうけど、それでもそれがなくても意味は伝わる時もある」
・其れ、何処、此処、何時。
たまに見かける変換大好き人
前日も「イルミネーション」のお題をスルーして、文章を書いてて思ったことをいくつか書き出しました。
・「、」を入れすぎると読みにくくなる。
今日は年上の例の彼氏と、あたしの誕生日を祝うために、有名なイタリアンへ行く予定になっている。
・視点 いつも片寄ってしまう。
猫はやっぱり母の腕のなかが好きらしい。11歳になっても変わらず母は母親で気持ちは子猫のままなのだろう。
猫はやっぱり母の腕のなかが好き。11歳になっても変わらず母は母親で気持ちも子猫のままなのだ。
・体言止めが多いと読み手に頼りきりな気がする。
膨れ上がるマント。敵将は瞬時に空へ移動。吹き出したのは高熱の火炎魔法。
・リズムのある文章かと思いきや酔っているような文章。あとで読み返すと恥ずかしい。主語が消える現象がある。
空へ手を伸ばす。さぁ踊って。降り乱れる白い花が天使の羽のようで。対比を楽しむように春の風を操る。
・距離 すごく困る。
角張った男らしい顎にリンゼはどきっとした。夏の草原のような匂いにくらくらする。
この人どこからきたの。今まで見てきた男の子とは全然違うじゃないの…。
角張った意志の強そうな表情だった。リンゼは顔を赤くする。今まで周囲にこれほど細面で品のある男性は居なかったのだ。
四季は巡る。夢は踊り、泣きたくなるほど懐かしい。
隣で眠る人の頬に口付ける。身じろぎして眉を寄せる表情が幼子のようで、口元が緩むのを感じた。
今の顔を忘れないでおこう。
本日の娘の寝言
「そういうふうにいってほしいです」
「わかってるー。ロケットがあってるよ」
「ああ、それがいい!そうしよう」
こちらに背を向けて座り込む彼が愛おしい。手を添えてもたれ掛かると温かい。
「身体辛くなかったか」
掠れた声でちょっと聞き取りにくい。
「平気だよ」
頬を当てて、それでもこっちを見てくれない。ちょっと笑ってしまった。子どものようなんだもの。