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8/26/2023, 11:24:11 AM

親と再び同居をし始めてから、晩ご飯を作るのが私の担当になった。その日から、私の日記帳には何を作ったか献立表も載せてある。

今夜は姉が帰ってきて晩ご飯を共にする予定だったが、職場の感染者が出たため、取り止めになった。
今月に入ってから右肩からしんどく重だるさが続く中、姉のリクエストで、(普段ならば冷凍食品の餃子を出すところを)せっかくタネを一から作ったのに……。

姉は残念だったが、仕方ない。
しかし、久しぶりの手作り餃子だった。我が家では包む手間を簡潔にするため、包まない餃子にしている。
調味料も適当にぶち込んだ割には美味しくできて、家族からも大好評だった。

次に作るとしたら、また半年後くらいになるかもしれない。今夜の日記帳には、手作り餃子について書くことになるだろう。


8/24/2023, 12:25:39 PM

見た目からは、誰もが『障がい者』だとは思わないだろう。

声を出して話すことができてはいても、相手の「言葉」は聞き取れない

耳が聞こえないというのは確かに”耳“という器官の障がいではあるのだが、実質には『コミュニケーション』の障がいなのだ。

音声のコミュニケーションで、初めて相手が違和感を感じたり、あるいは訝しむ。

外に出るたびに、誰かと会話をしなければならない状況にあるとき、わたしはいつもうんざりする。

昔からずっとこうだった。慣れてはいても、いちいち説明しないといけないのかと時々は疲れてしまう。

もう数年以上経った今でも、悔しさと悲しみで忘れられない思い出がある。
それは免許更新の出来事だ。

手続きや撮影など進み、講習が終わったあとは、新しい免許証を貰う手筈となっているのだが-

ここで一つ、困ったことがある。
名前で呼ばれるのだが、いかんせん自分の苗字ですらハッキリとは聞き取れない。
しかもスピードも早く、忙しなく次から次へと読み上げられている。

そこで、ある年は、途中で読み上げてるスタッフに近付いて説明しようと口を開いた。
しかし、スタッフは厳しい目で、これまたキツい口調で遮断した。

何を言ったかは分からなかったが、無理だと悟った。仕方なく、待った。他の人が受け取っては去り、待合室には誰一人も居なくなるまで、その場に居続けた。

そのスタッフはまたしても怪訝そうに、ただ一人残された私を見つめる。
そして静かに近付いたーそこでようやく、名前と私が耳が聞こえないということを一言のみ伝えた。

年老いた彼はハッとした。バツが悪そうな顔も、もう見たくはなかった。
一枚だけ置かれてある、自分の名前が載ってある免許証をバッと取り、ドカドカとわざと足音を聞かせてその場を後にした。

私は怒っている-悔しくて、悲しくて、そして今までにないほど腹が立っていた。
でも、それをぶつけることはできない。相手がなにか悪いことをしたわけではないのだから。

それでも、今までの中で一番、やるせない気持ちになってどうしようもなかった。
この時の免許証は顔写真すらも見たくはなくて、財布の中に納める時も裏返して見えないようにした。

今は県外に引っ越し、新しい免許証に変わっている。それでもあの時の嫌な思いを忘れたことはなく、免許更新の時は気が進まないのだ。

8/23/2023, 3:38:49 PM

夏休みは海や川へ、家族や友達などグループで行くことが多いだろう

けれど、海や川は時には刃を向く

自然には勝てない

水は、水の流れがある

それには逆らえないのだ

だから、水の怖さを知る大人達は言う

「海には、不用意には近づくな」
「深いところは入るな」
「子どもから目を離すな」

そう、ほんの一瞬で奪われるから。

自分なら何度も行ってるから大丈夫と思っていない?
それは違う、たまたま「運」が良かっただけ

水は、人間達にとっても生かされるものだけれど
ボーダーを超えるとあっという間に生死の狭間へゆく

だから、皆も気をつけて
川や海は入らないで、眺めるだけが一番良い。

8/22/2023, 2:54:39 PM

突然だが、小説家の恩田 陸さんをご存知だろうか。
Wikipediaによれば、
《郷愁を誘う情景描写に巧みで「ノスタルジアの魔術師」と称される。
(中略)
ジャンルの枠にとらわれず、SF、ミステリー、冒険小説、ホラー、青春小説、音楽小説など、そしてクロスジャンルの作品と、幅広く執筆している。》とある。

【裏返し】というキーワードでいうと、恩田 陸さんの常野物語シリーズの短編「オセロ・ゲーム」、第三弾の「エンド・ゲーム」のことが思い出された。

特殊な能力を持った「常野」の一族。
その能力は様々にあり、一つの能力がそれぞれの家系へと受け継がれてゆく。

何を裏返すのか?それは受け継がれてきた本人達も実はよく分からないらしい。よって、「あれ」と呼ぶ。

エンド・ゲームの主人公である時子の父親は「あれ」を裏返す能力が強かった。では、【裏返し】たのなら、【裏返され】ることもあるのだろうか?

読み進めていくと、どうなっていくのか展開が読めず、恩田 陸の世界観に引き込まれてしまう。
それがとても面白く、非日常感を味わえる。これ以上の娯楽があるだろうか?

また久しぶりに読みたくなってきた。大人になったからには、全巻まとめ買いしようかと思う。

8/19/2023, 10:35:37 AM

私の生家は、西の方にあった。
夕方は、毎日のように夕陽を浴びながら帰っていたものだ。茜色の空模様は、一日たりとも同じ風景になることは無い。

移ろい変わる空模様は面白く、飽きない。
そんな風に思えるのも、空気が綺麗に保っていて、空を眺めては感動する心を持つ人間だからなのだろうか。他の動物も、同じように思っているのだろうか?

いつまでも綺麗な空気であり続けて欲しい。
この美しい 空を作ってくれているのは、地球の空気層があってこそだと思う。

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