YOU

Open App
10/4/2024, 12:04:47 AM

時間は限られているけれど、ここに来れば、いつでも会える。
そう信じて、見かけたけれど素通りしてしまったの。
なのにどうして。何度通ってもあなたはいない。
会いたくて会いたくて、時間を見つけては会いに行くのに、私に意地悪するように、あなたの姿はない。
ああ、あのとき。いつでも会えるなんて思わずに、立ち止まっていれば…。
だけど私は諦めない。
会えるまで何度でも何度でも通うから、私にその姿を見せて。
そして、あなたに巡り会えたら、私は迷わず手を伸ばすわ。食べてみたかった、期間限定のコンビニスイーツに。

10/3/2024, 5:04:12 AM

奇跡をもう一度起こせるのなら、キミに会いたい。
会って想いを伝えたい。
キミに恋をしたあの頃は、勇気もないし、俺なんかじゃ…。って伝えることなんて考えもしなかった。ただ、話せるだけでいいって。
なのにどうして?どうしてこんなにも、キミへの想いが止まらないんだろう。
あの時、街中で偶然キミを見かけたから、想いが再燃して…なんだろうか。
キミの現状、連絡先すらも知らないのに、見かけることができた奇跡。その奇跡をもう一度、もう一度起こすことができたなら、その時は、キミに想いを伝えたい。
今更言われても迷惑だろうことは、自分でもわかってる。けれど、伝えるまで、きっと想いは止まらない。
だからお願いです。奇跡がもう一度起きて、キミに会うことができたときには、想いを伝えさせてください。

10/2/2024, 9:40:47 AM

1つ前の、きっと明日も。と、たそがれ。です。
よろしくお願いしますm(_ _)m

きっと明日も

「何か楽しいことないかなぁ」
毎日同じようなことの繰り返しで、退屈なんだよね。
と、読んでいた本をパタンと閉じて、キミは言う。
「イヤなことがないなら、それでいいんじゃない?」
そう言った俺に
「そうなんだけどさぁ」
キミは苦笑いする。
「毎日がさ、読んでる本のストーリーみたいだったら、どうする?」
俺の問いにキミは少し考え
「…読むだけでいいわ」
ゲッソリした顔になる。
「まあ、そうだよね」
読んでいるのは、殺人鬼に追われるストーリー。毎日生きた心地がしないだろう。
「読んでる内容によっては、本の中の方がいいのかもしれないけど、本の世界は、なかなか自分が体験できないことの方が多いだろうからね」
「そうだね」
「だからさ」
俺はニコッと微笑み
「何か楽しいことないかな?って言えることが、幸せなんだと思うよ」
きっと明日も、同じようなことの繰り返し。
だけどそれが幸せなんだと、思うのだった。

たそがれ

太陽が一日の役目を終えた、たそがれ時。
薄暗い中、路地裏の壁に寄りかかってタバコを吸っていると
「何してんの?」
と、声をかけられる。
「見りゃわかんだろ。タバコ吸ってんだよ」
声をかけてきた隣人に返事をすると
「大変だね」
と、苦笑される。
「まあ、仕方ねえよ。タバコやめらんねえし、部屋で吸うと臭いがつくからな」
吸った煙を空に吐き出すと
「大家さんに怒られそうだよね」
煙は暗闇に溶けていく。
「いつもここで吸ってるの?」
あまり話す機会のない隣人。
「…そうだけど、何で?」
何でそんなことを?と不思議に思っていると
「タバコ吸ってるときに、見かけたらまた話したいなって。一人暮らしであまり話せる友達もいないし、邪魔じゃなければ…」
たそがれが似合いそうな、少し淋しそうな顔で言われる。
「構わねえよ。吸う時間は決まってねえけど、時間決めんのか?」
もしくは連絡先の交換?吸いに行くときに声をかける?と考えていると
「ありがとう。タバコを吸ってるのが見えたら来るね」
隣人は嬉しそうに笑う。
「…吸ってるのが見えるのか?」
タバコを吸う時間は、だいたいいつも今くらい。人の姿は見えないんじゃ…。
「見えるよ、タバコの赤い火がね」
隣人はそう言ってニッと笑う。
「わかった。じゃ、また会ったらな」
「うん」
なるほど、そういうことか。
隣人の言葉に納得し、タバコを吸い終え、隣人と一緒に部屋に戻ったのだった。

9/30/2024, 7:57:36 AM

さっきまで賑やかだったのが嘘のように、
僕は今、静寂に包まれた部屋にいる。
一人で住んでいるのだから、静かなのは当たり前だし
慣れているはずなのに…。
それがこんなにも淋しいと感じるのは、
さっきまでいたキミとの時間が楽しかったから。
そして、そんなことを思うのは、やっぱりキミのことが好きだから…なんだろうな。
キミにとって僕は、ただ仲の良い友達。
方法なんてわからないけど、そこから一歩進めるように、僕は頑張ろうと思ったのだった。

9/29/2024, 9:21:39 AM

別れ際にキミを抱きしめるのは、次に会うときまで、ぬくもりを忘れないように。
別れ際にキミにキスするのは、キミが僕のことを忘れないように。
別れ際に手をギュッと握るのは、キミと会えない時間も、頑張れるように。
別れ際に、バイバイ。って言ったあと振り返らないのは、別れたくない、淋しい気持ちが、キミにバレないように。
別れ際に僕がキミにいろいろしてしまうのは、キミのことが大好きだからなんだよ。

Next