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9/28/2024, 8:58:35 AM

「キレイな青空が広がってるし、雨は降らないよね」
そう思い、傘を持たずに出かけたら、あっという間に空が暗くなり、雨が降り出した。
「通り雨かな」
と思って急いだけど、近くのお店に入る前に、ザーザー降りになる。
「あらら」
傘、持っておけば良かったな。と思いながら、
通り道にある、アパートの駐輪場に駆け込んだ。
「勝手にお邪魔させてもらってるし、早く止むといいなあ」
持っていたハンドタオルで体を拭きながら空を見上げるけど、まだ雨の勢いは変わらない。
「焦ってもどうにもならないし、誰か来たら事情を説明すればいいか」
自分ではどうすることもできないし、とりあえずスマホを取り出し、雨の情報を調べることにした。
「あと10分くらいか」
情報によると、あと10分ほどで雨が通り過ぎるらしい。
「これがマンガの世界なら、ステキな人が声をかけてくれたりするのになあ」
なんて考えながら空を見ていると、段々雨が弱くなってくる。
「良かった。情報通りだ」
小雨になったところで駐輪場を後にする。
「すぐに止んで良かった。ちょっと濡れちゃったけど…雨も悪くないか」
雨がくれた、空に大きく架かる虹のプレゼントに、思わず微笑んだのだった。

9/27/2024, 9:59:15 AM

暑すぎる夏を乗り越え、木々の葉が暖かい色に変わる秋。
秋と言えば、いろいろあるけれど…。
私が一番嬉しいのは、過ごしやすい気温になり、彼と手を繋ぎやすくなること。
暑い夏も、もちろん手は繋いでたけど、汗が気になって、ギュッとは繋げなかったから。
少しずつ涼しさが増していく秋。夏にはできなかった、
彼とギュッと手を繋いで、散歩しながら、いろんなところに行きたいな。

9/26/2024, 7:09:59 AM

大通りに面したビルに入っているカフェ。
仕事の日は、行きか帰りに寄るのが自分のルーティン。
目覚めの一杯を、朝日とともに味わうのも良し。仕事で疲れた身体を、夕日の温かな光と、香しい一杯で癒やすのも良し。
けれど、この窓から見える景色で自分が一番好きなのは、通学している学生を眺めること。
友達と楽しそうに話しながら歩いている。そんな姿に、自然と笑顔になっている自分がいる。
「よし、頑張ろう」
子どもたちにパワーをもらい、毎日仕事に励むのだった。

9/25/2024, 6:37:45 AM

キミへの愛を形にして見せられたら、僕の想いを信じてくれるのかな。
「好き。とか愛してる。なんて、思ってなくても言えるでしょ」
って、疑り深いキミは信じてくれない。
だけど、僕がキミを想う気持ちに嘘偽りなんてない。
形の無いもの、僕のキミへの想いを証明してみせるのは難しいね。
だけど僕は諦めない。
言葉を信じてくれないなら、想いを態度で示すから。
いつか、僕の愛をキミが受け止めてくれる。そう信じて。

9/24/2024, 6:50:26 AM

散歩しながら、買い物をした帰り道。
子どもの頃に遊んでいた公園が目に留まり、懐かしさから立ち寄ってみることにした。
「…ブランコって、こんなに低かったかな」
座ってみるも、足を伸ばさないと座れない。
「立ちこぎは、できなさそうだな」
足を伸ばせば、ブランコで遊べるけれど、子どもの頃によくやった立ちこぎは、頭をぶつけそうで、できそうもない。
「それだけ、でかくなったってことだよな」
ブランコを降り、ジャングルジムの近くのベンチに荷物を置き、ジャングルジムに登ってみると
「登るの簡単だな」
呆気ないほど、簡単に登れる。
「あの頃は、登るのに一生懸命だったのになあ」
頂上を目指し、手を伸ばしたあの頃。今では、手を伸ばすだけで頂上に届いてしまう。
「けど、あの頃も今も、ここから見える景色は変わらない」
目まぐるしく動く日々の中、変わらない景色を目に、何だか穏やかな気持ちになる。
「また、来ようかな」
頂上から見える景色を眺めながら、そんなことを思うのだった。

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