はな

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3/2/2024, 11:35:49 PM

世界には、たった1つの希望が沢山転がっている。
たった1つなのに沢山だなんておかしいかもしれないけど、でも確かにそうなのだ。
この場所が存在していること。
あの人が生きていること。
その花が咲いていること。
人からすれば当たり前のことが、誰かの1つだけの希望なのかもしれない。
それはわたしも同じ。
あの人が世界のどこかに居て。
あの人が紡ぐ物語に、わたしが触れられること。
それがわたしにとっての1つの希望。
あの鳥が、あの校舎が、あの人々が。
きっと誰かの希望になる。
そう思えば、それだけで。
世界が美しく見えてくるのだった。

3/1/2024, 11:02:27 AM

欲望。
人は欲望でできてる。
もっと楽しみたい、楽に生きたいって欲望。
いい人になりたいとかもそう。
わたしだって欲望を背負って過ごしてる。
認められたい、愛されたいって叫び続けてる。
それが誰かの耳に届くまで。
誰かの欲望を少しでも受け入れたいなんてのも自己肯定感上げるための言い訳で、欲望の一種。
だけど、お互いの欲望を誰も傷付けずに晴らせるなら、そんなにいいことないと思う。
だからわたしはまた、欲望を見つけ、
小さな声で、誰かに届くことを祈って。
つぶやくのだ。

2/29/2024, 11:18:25 AM

列車に乗って、今日もあの場所に。
家のわたし。学校のわたし。
ふたりは別人。
家のわたしはいつものんびりしてて気分屋。
学校のわたしはいい子ちゃんで冷静。
ときどき疲れる。どっちがほんとのわたしなのか、分かんなくなるから。
家のわたしなら絶対にしない仕事を引き受けたり、学校じゃありえない姿勢でごはんを食べたり。
でも、わたしはもうひとりいる。
いつも列車で行くあの場所では、わたしはまた違うわたしになる。
人見知りで心配性なわたしになる。
場所が増えれば増えるほどわたしがわかってくる。
いろんな場所でのわたしを全部平均したら、それがきっとわたし。
家ならだらけ放題。
学校なら友達とはしゃげる。
あの場所ならいくらでも愚痴を言える。
こうやって少しずつ、バランスを取っていこう。
そうしたらいつか、ほんとのわたしで人に接せるようになるはずだから。

2/28/2024, 1:51:21 PM

遠くの街に行ってみたい。
知らない場所を眺めて、目的もなく歩いて。
何もかも忘れて、ただのんびりと過ごしたい。
誰もわたしを知らない。
だから、わたしはわたしにならなくていい。
そこでなら新しい人間関係がつくれる。
先入観を捨てて友達と話せる。
でも。
この街のような安心感は。
きっとそこにはないはずだ。

2/27/2024, 10:17:22 AM

これは、ただの現実逃避だ。
わたしは辛くても、絶対に顔に出さない。
悲しくても楽しそうに、腹が立っていても穏やかに、苦しくても嬉しげに、笑顔をつくる。
みんなにはわたしはいつも機嫌のいい明るい人に見えているだろう。
それはみんなの為だと、ずっと思っていた。
みんなを嫌な気分にさせないため、空気を暗くしないための思いやり。
心のどこかでずっと美化していた。
でも気付いてしまった。
これは現実逃避だ。
みんなを思うふりをして、本当は辛い気持ちを自分から隠すためだけの現実逃避だ。
自分に笑顔の目隠しをして、痛みから逃げるため。
そのためだけに笑っているのだ。
辛いのを忘れようと知らんぷりをして笑って、みんなの為だと言い訳をして自己肯定感を上げて。
本当は真っ暗な闇の中にいても、お日さまの下だと錯覚させて自分を騙す。
現実逃避でしかないのに。
でもわたしはやめない。
今日もそっと目隠しをつけ、明るく笑う。
いつか、目隠しを外してくれる人に出会えるまで。
涙もふいて、口角をあげて。
さあ、帰ろう。わたしの居場所に。

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