世界には、たった1つの希望が沢山転がっている。
たった1つなのに沢山だなんておかしいかもしれないけど、でも確かにそうなのだ。
この場所が存在していること。
あの人が生きていること。
その花が咲いていること。
人からすれば当たり前のことが、誰かの1つだけの希望なのかもしれない。
それはわたしも同じ。
あの人が世界のどこかに居て。
あの人が紡ぐ物語に、わたしが触れられること。
それがわたしにとっての1つの希望。
あの鳥が、あの校舎が、あの人々が。
きっと誰かの希望になる。
そう思えば、それだけで。
世界が美しく見えてくるのだった。
3/2/2024, 11:35:49 PM