「後悔」
私には、一生をかけても消えない大きな大きな、大きすぎる後悔がある。
それは、貴方に会えなかったこと。
卒業しても遊ぼうねって言い合った。上辺じゃなくて、少なくとも私は本気だった。
なのに、卒業して数週間後に会ったあの1回が最後になってしまった。
それぞれ忙しく新生活を送っていて、落ち着いた頃に連絡しようと思いながらずるずるとタイミングを逃し続けて半年。
最低でも2月のあの子の誕生日には連絡して遊ぼうと思っていた。
だけど貴方は、19になる前にいなくなってしまった。
自殺、だと思われる。
あの子の性格からして。
何か抱えていたのは分かっていたのに、怖くて踏み込めなかった。
そこそこ仲が良かったのに、何も知らないことが情けなかった。
貴方の声が、どんどん思い出せなくなっていく。
完全に忘れてしまったらどうしようか。
どうなって、しまうんだろうか。
「何もいらない」
貴方以外何もいらない、なんて
そんな訳がないだろう。
生きていくには仕事も大事だし、
友達や家族、推しも必要だ。
恋人は、プラスアルファの存在でしかない。
そう思っていた、彼と出会うまでは。
「これからも、ずっと」
ずっとなんてないんだよ
どこかで聞いたようなセリフが頭を巡る。
いつかは必ず終わりがくる、そんな意味だ。
でも、耳にするたびに思っていた。
今、終わってほしいんだよな、と。
この状況がずっと続いていくような、
そんな訳ないんだけど、
そう思ってしまう絶望を、今すぐに。
「君の目を見つめると」
いつものように教室のドアを開ける。
おはよーと無気力に声をかけると、
朝の挨拶をすっとばかして
『ねえ今日の私いつもとどこが違うと思う?』
と言われた。
聞く人を彼氏と間違えてるなと思いながら友達の顔を
じっと見る。
こういうのは不得意分野だと毎回言っているのだが
構わず聞いてくる。
まんまるの綺麗なカラコン
左右対称に引かれたアイライン
ぷっくりとした涙袋
うん全然分からんぞ。
そもそも服装やその日の気分でメイク変えるんだから
"いつも"という概念は彼女に存在していないと思う。
しばらく眺めて、 ふと気づく。
「つけまがない!!!」
珍しく正解できた記念にポッキーを1本頂戴した。
「星空の下で」
星はいつも、味方をしてくれる。
このまま夜が終わらなければいいのに
そんなふうに思う日も受け入れてくれている。
人は死んだら星になると言われている。
顔も知らない誰かに見守られて、今日も生きている。
死者でも人の役に立っているというのに、
私はいったいなにをしているんだろう。
人生に手応えが欲しい
そう星に願ってみたり。