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11/10/2023, 12:07:53 PM

お月見なんてしたことなかったから、彼女がさっきまでいたベランダのススキとスーパーのみたらし団子を見て、本当に今でもする人間いるんだなあって思った。大事にしている習慣ってのは家庭で違うのだろう。彼女は年越しそばを食べたことがないと言っていた。彼女とベランダの椅子に腰掛け、俺お月見なんて初めてだなあ、と話すととても驚かれた。彼女はよく、縁側で家族と団子を食いながら月を見たそうだ。それってなんだか、平安時代の人間みたいだ。平安時代に月見があったのか知らないけど。でもなんとなく、平安時代って月のイメージ。旧暦とかかぐや姫が生まれた時代だし。平安時代の人たちって、月を大事にしてたんじゃないかな。ふと横を見ると、月光に照らされた彼女の顔。かぐや姫ほど美人じゃないが、自慢の彼女だった。生活能力があって、仕事もできて、程よく可愛くて、それに満月のように美しい乳房がある。
団子を食べた後は、ふたつの満月を愛した。ススキが耳元でサラサラなった。

11/9/2023, 11:38:15 AM

古ぼけた彼のすむアパートの
隅っこにいるカナリアは
小心者の僕を嗤うように歌った
僕の辿々しい話声に
カナリアの歌声がかぶると
彼は部屋の隅を見て微笑んだ
彼とおおくすごすしたのは
黄金色のカナリアだったから

今彼は黄金色の女と寝ている

9/30/2023, 11:16:26 AM

学校へ行くたびに、君のスカートの下のふくらはぎをとおくから眺めている

7/9/2023, 8:15:43 AM

町とは違って、ここの夜は明るい。

カーテンを開けると 街灯やネオン 居酒屋の灯がカラフルに入り込んでくる
そして君の髪を照らすのだ 蛍光色に照らされた君の髪は ゼリービーンズみたいだった

7/5/2023, 10:48:30 AM

星空のどこかで
どこかの星の誰かが
僕をずっと見つめてくれてればいいのに

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