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古ぼけた彼のすむアパートの
隅っこにいるカナリアは
小心者の僕を嗤うように歌った
僕の辿々しい話声に
カナリアの歌声がかぶると
彼は部屋の隅を見て微笑んだ
彼とおおくすごすしたのは
黄金色のカナリアだったから

今彼は黄金色の女と寝ている

11/9/2023, 11:38:15 AM