しゃいねき

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11/24/2025, 3:02:49 PM

君が隠した鍵

後で書きます。

11/23/2025, 4:10:59 PM

手放した時間

レポート修羅場なので書けません。
後で書きたい。

11/22/2025, 4:13:36 PM

⚠️ナマモノ⚠️
「輪廻」の第2章2節予定部分。
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2. 市街地

薄暗い森を抜けた先には、家々が立ち並ぶ市街地があった。
曲がり角や路地裏からの奇襲を警戒しながらゆっくり進み、一際豪奢な邸宅の前をじりじりと通り過ぎる。

ぱっ、と赤光が彼女の首元に閃く。
ぎりぎりで軌道を読み、弾き返した𓏸はバックステップで距離をとる。


×××「……ちっ、流石に警戒してたか。」

‪𓏸「咥え煙草。その癖治さないと生き残れてもせいぜい10年程度ですよ。」

×××「…心配しなくても、ここで死ぬあんたよりは長生きするさ。」


彼は従えていた4振りの刀の切っ先を‪𓏸に向ける。
ぎらりと光る赤黒い刃は今にでも突き刺さらんと主である×××の命令を待っている。
もう2振りは彼の両手にしかと収まっていた。
煙草の火を揉み消した×××とスコップの柄を握り直した‪𓏸は、互いの冷たい覚悟が滲んだ双眸を数秒見つめ、地面を蹴った。


交戦から5分。弾いても弾いても襲い来る4振りの刀に‪𓏸は防戦を強いられていた。

×××から目を逸らしたら死ぬ。

そんな予感が心臓を縛りあげる。
万に一つの間違いも起こらないよう慎重に飛び交う刀を捌く。

その一方、×××もまた決め手に欠けていた。
‪𓏸は飛び回る4振りの刀を制することにリソースを割いているため、武器は使えない。
自分の両手にある2振りの刀で彼女を切り裂けばそれで終わるはずだ。
しかし、彼女の氷柱のような視線が×××の手足を縫い留めていた。
迂闊な行動は、彼女のカウンターの餌食になるだろう。
膠着状態のまま10分が経った。


パキン、と軽い音を立てて砕け、地に落ちる4振りの刀。


15分にわたる緊迫した攻防。
先に音を上げたのは×××だった。
精神的疲労の蓄積によって崩れ落ちた浮遊刀は粒子となり消え去った。

そもそもこのアーティファクトは長時間使用に向いていない。
体力に不安のある×××に与えられた、起死回生の短期決戦型武器。
自在に武器を飛び回らせるのは非常に難しい。
3手先を見通す明晰な頭脳、繊細な軌道を即座にイメージできる高い想像力、そしてなにより膨大な精神的エネルギーを消費するのだ。

刀が完全に消失したのを確認した‪𓏸は、そのまま×××への攻撃を開始する。
戦局は一転し、疲労により精彩を欠いた×××はじりじりと押されていく。
握力の弱くなった左手の刀が弾き飛ばされる。
シャベルの先端が左頬を掠めて、彼の髪色と同じ深紅の線を引いた。
好機と見たか、真上にシャベルを振りかぶった彼女の胴にカウンターを入れようと×××は刀を横に振った。
一拍遅れて気がつく。


ああ、これはトラップだったんだ。


高く飛び上がった彼女は低く薙ぎ払うような×××の一撃を交わし、その頭頂部にシャベルを打ちつけた。

彼の誤算はたったひとつ。
××××は、彼が思っているほど冷酷な人間ではなかった。

心の片隅にあった、仲間に刃を向けることを躊躇う気持ちがいつもよりずっと早く彼の気力を削っていたのだ。
通常なら簡単に見抜けたはずの‪𓏸のトラップにも気がつけないほどに。

仰向けに倒れ込んだ×××は脳天が熱く燃えるような痛みを感じながら、諦観とともに目を閉じた。

‪𓏸の手の甲に黒く2の文字が浮かび上がる。
カウントが増えたということは×××の命は、今たしかに潰えたということ。


鮮やかな紅が彼の周囲を彩るように広がっていった。


"紅の記憶"

11/22/2025, 6:23:54 AM

⚠️ナマモノ⚠️
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夢というのはなぜ失われてしまうのだろうか。
あんなに没入していたのに、目が覚めればその輪郭は急速に薄れて曖昧になっていく。

俺は夢日記をつけはじめた。
美しいあの情景を、出会う誰かの姿を忘れたくなくて。
それでも俺の夢は断片になって、散らばって、儚く散ってしまう。


○月✕日、誰かと会う夢をみた。爽やかな印象のある男だった。彼と電話をした。そのあとなぜだか一緒の部屋で何かを見ていた気がする。歌、旅行、カラオケ、ゲーム。
ああ、もう思い出せなくなった。ただ、彼と笑い合った瞬間の愛おしさだけ、心に鮮明に焼きついている。


俺はまだ何も知らなかった頃、誰かと何か楽しいことがしたいと思っていた、多分。
それは今でも変わらなくて。
ずっと俺の根本であり、生命の源と言ってもいい。

それでも小さい頃の夢は、大人になってなくなってしまったように思えた。

抽象的で、壮大で、馬鹿馬鹿しいくらいの夢。

あんなに夢見ていたのに、大人になるにつれて目が覚めるようにその輪郭は急速に薄れて曖昧になっていく。

ただ、それは完全に忘れ去られたわけじゃないんだ。
小さな小さな断片になって、俺の魂に溶け込んで。
俺が傷つき壊れそうになった時、儚く散ったと思い込んでいた夢の断片が俺を救うピースになる。


ピコン。
画面に爽やかな水色のアイコンが現れる。

「おす、作業中?」

「うん。あ、これ聞こうと思ってたんだけどさ…」

ひとりぼっちだった空間に彼がやって来て、途端に笑い声が溢れてあたたかくなる。
かつて出会った日も俺たちはこうだった。


ふと画面越しに俺に語りかける親友の姿を思い描く。
ああ、いつか見たあの夢は、彼と描いた夢の断片だったのかもしれない。


"夢の断片"

11/20/2025, 3:23:50 PM

⚠️既存キャラクター⚠️
君を照らす月のリーゼロッテ視点
思っていたよりも強かで重い
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パンプスのヒールが石畳を打ち、閑静な内城区に硬い音を響かせる。

今日は一段と底冷えのする夜だ。
こんな日は彼のことが頭から離れなくなる。

×××××、あなたは一体どこにいるのですか?
どうして何も言ってくれなかったのですか?

私の人生はもうめちゃくちゃになってしまった。
彼は突然現れて、散々私の心を奪い荒らした挙句、何も言わずに姿を消した。
…違う、勝手に狂わされたのは私の方だ。
彼を愛してしまった私が、勝手に期待してしまっていただけだ。
いつか、彼が私を愛してくれるのではないか、と。

どうして、ひどい、あなたのせいで。
彼への恨みは募れど、愛は一向に消えてくれない。
忘れようとするほどに、彼の笑顔が、歌が、鋭い楔のように刺さって二度と抜けない。

私がどれだけあなたを愛していたか、少しも知らないままあなたは私の元を去ってしまった。
それとも、知っていてなお私を置いていったのですか?
本当に、ひどい人。

私は毎晩、かつて逢瀬を重ねていた時のようにベランダで月を眺めながら彼の帰りを待つ。
心の内に秘めた浅ましい期待に思わず笑ってしまう。
帰りを待つ、だなんて。
私は彼にとって帰るべき場所でもなんでもないのに。

それでも希望を捨てられなかった。
彼にはきっと事情があるのだと。
それで私の元に姿を見せられないのだと。
そう信じていないと、今にもこの胸が張り裂けて崩れ落ちてしまいそうだから。

頬に涙が伝って、私は驚いた。
まだ私も悲しいと、寂しいと、泣くことができたのか。
溢れ落ちる涙を拭うこともせずに、ただ愛しい彼に想いを馳せる。
涙とともに凍りついていた時間が流れ出すのを感じた。
今はただ、月を眺めることだけで精一杯で。
壊れてしまわないように必死に閉ざしていた心が、解けていく。

今日も彼の歌が聞こえない寂しさを身に刻んで、自室に戻る。
その前にもう一度振り向いて、月に誓った。

もう惨めにあなたの帰りを待ち続けるのはやめます。
この痛みを抱えて私はあなたに会いに行くわ。
たとえ先が見えなくとも、いつか必ず巡り会えると信じているから。


"見えない未来へ"

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