ぺんぎん

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9/22/2022, 4:15:08 PM

君なりの愛、故の閉じ込め方なのだと信じてしまえば楽だと思っている
そうやっていつしか傷つけ合わない解き方を私たちは知ってしまった
聞こえないそぶり、君の咀嚼音、心臓の在処、愛情の酸化
君の核心を護るために備えられた瘡蓋、勢いあまってぼろぼろの傷痕に一撃
今日のキスは長めがいいな、なんてほざいちゃって半端な妄想論

9/22/2022, 9:27:22 AM

しゃくり上げる心臓をいっそざっくり刺すことを躊躇って、無我夢中で押し込む皿の中
瘡蓋が皮膚に混じって消える頃には、咀嚼した愛情を容易く溶かすくらいの胃液が溢れて
貰った幸福の全てを吐きだこができるくらいに手放して
そんなくだらない成り行きに無駄な体力を使ってやることにする

9/21/2022, 11:16:21 AM

君の体温みたいな、優しいキャラメルラテを啜った
やみつきになるほど、甘いくせにあとになって苦くなるの大嫌いなんだ
くしゃくしゃに踏まれて、傷んだあと喉に残ってった色褪せた恋を
傍を過ったあと、やけに彩られてみえた、奇麗な枯れ葉の色と取り替えて

9/18/2022, 2:27:39 PM

君は私の脊髄だ、どうしようもない一部だ
壊してしまうことなんぞできる、でもそのときは私も得体の知れない夜に怯えて、いとも簡単に砕けてしまえるんだよ、とでも言ってしまえば
珍しい口説きかただと、笑う、あまりにも残酷で無知な君が好きだ
今日はその眦に雨は降らなかった、歩道橋から見下ろした宝石共が眩しすぎたのか

9/18/2022, 6:19:08 AM

愛情の裏返しとでも言うのか、脳みそを徐々に巣食う音、そんなのに魅了されたまま
珈琲に交わるミルク、掻き混ぜるたびに白い尾ひれが靡くんだ、ああ目障り
君の鼓動の音なんて知らないが、君の愛情の基準なんざ知らないが
私を貶めるそんなちいさな息ひとつでああ、君は花でも枯らせるんじゃないか

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