ひろ

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9/16/2025, 3:31:40 PM

「答えは、まだ、ない」

人間50年。よく言ったものだ

僕の人生は、至って単純だ。同じ仕事で、人生を費やした。
良いも悪いも、長続きしている。
変革を求めない人間?勇気のない人間?やる気のない人間?
わかっている。自分ではずーと昔からわかっている。

変えなきゃ、変わらなきゃ、と、同じ日々の暮らしの中で、模索している自分がいる。
運命の分岐点って奴も、何回かあったんだ。
その度に、結局は、  ここに辿り着いた。

変える勇気が欲しい 動ける自信が欲しい
頑張れる心が欲しい そして、その時間が、今は欲しい。

もう遅いよね、考えるには
もう少ないね、残りの時間

綺麗な言葉で、表すことも出来ない
素敵な表現で、例える事も出来ない

  でも、変えたいんだ、自分を

「だめかな?」

話を聞いて欲しい、背中を押して欲しい


  「そして、そんなあなたが欲しい」


人間50年。よく言ったものだ

僕は弱く、情けない人間だ。だから

「答えは、まだ、出ないんだ」

9/15/2025, 11:01:17 AM

ジャーニー  旅は良いものだ

たった一人のクリスマス
前日に、彼女に振られた。
予定も立て、プレゼントも用意して、あとは、待ち合わせの時間を決めるだけだった。
予報通りのホワイトクリスマスも、人生初めての彼女とのこの日を、祝福してくれる予定だった。

「旅に出かけよう」
僕が思う旅の理由は、いつもこれだ。ネガティブらしい。

バイクというのは、自分を見つめられ、心の隙間を自然のピースで埋められる、風と一体となり、自然に体を抱かれ、いつしか自分は、透き通った青空を羽ばたく鳥の様に、自由に、気ままに、どこまでも飛ぶことが出来る。そんな乗り物だ。

昨年まで、この後部座席が、彼女の専用シート

彼女の温もりも、彼女の吐息も、彼女の笑い声も感じない。

でも、たった1人の自分は感じられる、見つめられる、そして、出会いを求めている。そんな自分がいる。

ジャーニー  旅は良いものだ

次はどこへ行こうか、風の吹くまま、気の向くまま

これからの、新しい自分をさがして、

僕は大空を飛んでいる 

センチメンタル ジャーニー


9/14/2025, 10:58:13 AM

君と見上げる月

まるで、誰かが時を止めているかの様に、2人だけで過ごしたね

君と見上げる月

まるで、これから別れるかの様に、君は悲しい顔をしていたね。

誰もいない無人の駅。虫の声と、海風が心地よい。

バイクの後ろに君を乗せて、家に帰る途中だった。

お祭りの華やかな灯りが、どんどん遠ざかり、心地よい風と、君の体の温もりを感じながら、1台も通らない、田舎の道を走らせる。

「家に帰りたくない」

君が言った?僕が思っただけ?

かなり遠回りの海岸沿い、海には月明かりが照らされて、バイクのスロットルも自然と緩んでいた。

月明かりが、列車のレールを照らしている。
無人の駅へと誘う様に、まっすぐに、まっすぐに。

2人だけの1番ホーム、2人だけの待合時間。

僕らは列車にも乗らないのに、ホームに座り、月を眺めていた。

「家に帰りたくない」

明日になれば、お互い違う列車に、違う人生に向かわなければならない。

遠距離恋愛って、辛いよね。苦しいよね。でも今だけは考えたくない。

君と見上げる月

まるで、誰かが時を止めているかの様に、2人だけで過ごしたね

まるで、これから別れるかの様に、君は悲しい顔をしていたね。

泣かないで、

いつまでも、これからも、10年後も、100年後も

どれだけ離れようと、君と一緒に見上げるよ

今日の夜空を、一緒に心に描こう

目を瞑れば、君の横には、必ず僕がいるからさ



9/13/2025, 12:54:24 PM

空白とは、素晴らしいものである。

僕は、中学生の時に、いじめられていたことがある。あるグループから、 ハエ と言われ続けた。理由は、クラスの人気グループ達の周りで、まとわりつくハエみたいだから。

高校では、サッカー部だったのだが生徒会に入り、調子に乗ってると勘違いされ、 足を折るぞ と、学校帰りによく言われ、サッカー部を辞めた。


空白とは、素晴らしいものである。
心を空白にすれば良いのだ。
心が楽になる。何も考えなければいいんだ!

「いや、違うだろ」

一人で山に登り、僕は心を空白にする
1歩歩くのに辛く、1歩登るのに疲れる。そして、その1歩で少しずつ、嫌な心の色を消していく。
休憩の景色やお菓子で、心を洗って、真っ白なキャンバスを作っていく。

そして、頂上の景色を、空白の心のキャンバスに描く。
感動や、達成感、山友との出会いや知らない人との縁。
全てが、幸福色として、心に、空白に描かれる。
だから、山が好きなのだ。

だから僕は思う。

空白とは、素晴らしいものである。

だって、好きに、自由に、描けるのだから。

9/12/2025, 11:16:11 AM

「僕は、台風が過ぎ去って、どことなく、空を見上げた」

天候に休日が左右される僕の仕事。

久々の休日に胸がときめいて、3日前からソワソワと部屋をうろつく。必要な道具は、愛車に全て乗っているのだが、本当に休めるのか?遊びに行けるのか、居ても立っても居られない。
何度も天気をスマホで確認し、晴れそうな方向を確かめていた。

台風は、僕にとって良いのか?悪いのか?

雨が降れば、予定通り休みだ。しかし、外遊びが出来なくなる。
部屋にあるたくさんの本と友達になっても良いのだが、久々に日光の下でもやしの様な体に栄養を与えたい。

当日、やはり台風さんがいらっしゃった。
休みは確定だ。中での遊びも確定だ。
いつものように、たまったアニメを見て、読んでない本を手に取る。
「ダメだ」
こうなったら集中できない。スマホ片手に、いつ過ぎるのか、またソワソワだ。もはや仕事と変わらない動きだ。
少し遠いが、台風さんが訪れない地域へ行こう!と、愛車に気合を入れ、僕は尾崎豊の「遠い空」を聞きながら、明るい方へ土砂降りの中、走り出した。

何回、リピートして、「遠い空」を聞いたのか、晴れ間が見え始め、今度は周囲の川を探索し始めた。

どこも濁っていて、釣りどころではない。
時間を忘れ、濁っていない川を探し、彷徨い続けた僕は、夕方近く、綺麗な川と出会った。

清らかな清流に、水位が上がったため、お魚さん達が活発に遊んでいる。「遠い空」には虹がかかっていた。

「僕は、台風が過ぎ去って、どことなく、空を見上げていた」

「さあ、帰るか」

どんな休日だったのか、困ったものだ。でも、この空と一緒で、僕の心も晴れていた。

人生とは、こんなものなのか?と夕方の黄昏時を、僕は、愛車に乗りながら、感じていた。



遅くに家に着いたら、台風がまだ、家にいた。
「おっそ!」

僕の人生は、こんなものなのだと、コンビニスイーツで機嫌を取る、僕がいた。

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