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4/12/2026, 12:01:53 PM

#遠くの空へ

―――

翼をもがれた鳥は、広がる青を翔く事ができず
未来を夢見て、飾りの居場所で焦がれていた

名を失くした鳥は、広がる青に居場所を見いだせす
過去に囚われ、その場でただ焦がれていた


飛べない鳥と、飛ばない鳥の話

4/11/2026, 11:33:23 AM

#言葉にできない

―――

男が、一人
床に膝を着き、顔を伏せている

その身体は震え
微かに、聞こえない程に、声が漏れている

「嗚呼、可哀想に」

誰かが、そう呟いた

「どうして、どうして」

その後に、半音高い声

中央に置かれた額縁と花束は
明るい表情をしているというのに

何とも言えない空気感が
男を中心に流れていた

...その当人は、未だ変わらぬまま

額縁を抱える両腕に、力が籠ったのが
誰の目から見ても、分かった

そう、その男は―――

























数ヶ月前、彼女を奪われていた

...ははつ

4/10/2026, 10:12:51 AM

#春爛漫

―――


男が道なりに足を進めていた

顔色は暗く、画面を見る目も何処か虚ろ
もはや、足だけが別の生き物のようであった

そんな時、画面上に何かがひらりと舞い降りた

それに明らさまに眉を顰め、手でそれを払った

嗚呼、うっとおしい

ついでと言うように手で注ぐ光を遮ると
男はそのまま、高く聳えるビルへと入っていった



―――



男が道なりに足を進めていた

顔色は暗く、画面を見る目も何処か虚ろ
もはや、足だけが別の生き物のようであった

そんな時、画面上に何かがひらりと舞い降りた

男は一瞬嫌そうな顔をしたが
その落ちてきたものを辿るように少し視線をあげた

すると、どうだろう

一面に、美しいピンク色
零れる光は、その景色をより一層引き立てている

嗚呼、綺麗だ

男の瞳に、光が映る

そして男は視線を戻し
先程より幾分も清々しい顔で、建物へと入っていった


―――

4/9/2026, 11:39:29 AM

#誰よりも、ずっと

―――

君の事を見ていたんだ

どう言う事で笑うのか
どう言う事が嬉しいのか

どういう事で、悲しむのか、怒るのか

目線を上げれば
鼻をかきながら、笑う君がいた

その合間に、垣間見えた瞳を見て確信してしまった

...嗚呼、どれだけ君を見ていても
この腕に抱き止められないのなら、意味がないのに

4/8/2026, 10:19:51 AM

#これからも、ずっと

―――

愛していたかった。君に似合わないなんて分かっていたさ。それでも、この想いだけは、他の誰にも負けるつもりはなかったんだけれども

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