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1/14/2026, 11:25:24 AM

#どうして


出逢わなければ良かった。

そうしたら
そうなっていたのなら―――

...そこまで行って、思考をくしゃりと丸めた

こうして残った虚しさを
少しでも吐き出そうと息をする

...広げては丸め、それを広げてはまた丸め

結局捨てる事も何も出来ずに。
もう何度悩んだ事だろう

...あの時、君が声を出してくれなかったら

きっと僕は、君の事を目にも留めなくて
こうして、生きていないけれど

今になって、悩んでしまうのは

もう、続けられないって
一緒に居られないって分かったから

やっぱり、苦しくて、苦しくて

...ねぇ、君はどう思う?
君も、同じ気持ちかな?

ねぇ―――






















「みーちゃん...」

そうして名前を呼びながら
横たわる猫のみーちゃんを、そっと撫でる

宣告された事と、今の体調を合わせても

もうきっと
みーちゃんとは長く居られない

だからこそ、少し思ってしまった

こんなに虚しいのなら
こんなに、別れが苦しいなら

いっそ、出逢わなければ...と

でも、ふと我に返って
弱々しくも、手にすり寄ってきたこの子を見て

苦しかった事より、嬉しい事の方が多く浮かんできて

どっちなのか、分からないけれど

毎回毎回
涙が溢れてくる

それでも、僕はその度に涙を拭う

どうしてって問いかけても
君は僕を置いて逝ってしまうけど

君が最初、僕に笑顔を見せてくれたように

僕は最後に
君に笑顔を見せたいから




1/13/2026, 11:59:55 AM

#夢を見てたい

もし、変えることが出来るなら

もし、別の未来が作れるのなら

…もし、望んで良いのなら

……現実には、叶わないから


私は、彼との先を想いたい
ただ、叶わないけど、幸せな

そんな、夢を見ていたい

1/12/2026, 11:36:07 AM

#ずっとこのまま

青々とした木々が、音をたて夜風に揺れる
何処からか、ホーッとフクロウの声も聞こえる

「...今宵は、月が綺麗だな」

男が、問いかける
言うように、空には満月が浮かんでいる

「...いや、今宵”も“か」

自傷的に笑いながら、
男は空から視線を移す

「まぁ我にとっては、それが当たり前だったのだが」

まるで愛おしいと言うように
男は、視線の先の彼女を撫でる

「文字通り、お前が毎日のように言いに来るからな」

顔色一つ変わらぬ彼女を見たあとに
男は顔をふと、伏せる

「お陰で毎日眺める癖ができてしまった」

全く困ったものだ
...と、形だけの溜息混じりを。

「......だが、やはりお前からの言葉も聞きたいものだな」

男は彼女から手を離し
代わりに、サイドテーブルに手を伸ばす

「我だけが一方的に言うなんて、不公平だろう」

彼女は、何も言わない
男はそれに眉を顰め、今度こそ溜息を零す

「...まぁ、良い。目を覚ました時には、嫌になるほど聞かせてくれるのだろう?」

男は、彼女の手を握る
丁寧に、割れ物を扱うように

「その為にこの我、我が直々にそちらへ行ってやるんだ」

手を握るのは逆の手で
男は先程手にした物を力ずよく握る

「...ついでに、もう時間も残っていなかったからな。精々我に感謝するがいい」

もう一度、男が満月を見る

「...では、行くぞ―――

























再び赤き月の下で、ユカイに踊ろうぞ」

そうして男は、自身の胸に刃物を突き刺した。





















これは、もしもの話である
何処かの二人の
不可能に近い可能性を考えた作者の、妄言である

その後の解釈は、皆様次第である

言うまでもないとは思いますが、原作とは無関係である

1/10/2026, 12:33:04 PM

#20歳

もう戻れないんだと思って
進むしかないのだと思って

実感が湧くような
湧かないような

そんな、心の狭間

子供の終わりで
大人の初まり

...その時、私は何を思うだろう

その頃には、大人へのイメージも固まってたりするのかな
その先も生きていける様な、何かを見つけられるのかな

それとも、今と殆ど変わらないのだろうか
心が、身体に置いていかれてしまうのだろうか

20歳にならないと分からないのに
私は偶に、そんな事を考えるようになった

...これは、成長してるのかな?

1/9/2026, 11:49:44 AM

#三日月

良くも悪くもない、中途半端な未完成品

満ちる事も見えなくなる事もなく
かと言って、名は知られている、そんなもの

でも、私は別にそれでも良いと思う

見えなければ、知られていなければ、意味は無い
だが完全なモノは、時に眩しすぎる

...そう言う意味ならば、未完成も良いと思わないか?

だから私は、三日月が好きだ
眩しさと暗さの狭間を、暖かく照らしてくれる三日月が

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