#どうして
出逢わなければ良かった。
そうしたら
そうなっていたのなら―――
...そこまで行って、思考をくしゃりと丸めた
こうして残った虚しさを
少しでも吐き出そうと息をする
...広げては丸め、それを広げてはまた丸め
結局捨てる事も何も出来ずに。
もう何度悩んだ事だろう
...あの時、君が声を出してくれなかったら
きっと僕は、君の事を目にも留めなくて
こうして、生きていないけれど
今になって、悩んでしまうのは
もう、続けられないって
一緒に居られないって分かったから
やっぱり、苦しくて、苦しくて
...ねぇ、君はどう思う?
君も、同じ気持ちかな?
ねぇ―――
「みーちゃん...」
そうして名前を呼びながら
横たわる猫のみーちゃんを、そっと撫でる
宣告された事と、今の体調を合わせても
もうきっと
みーちゃんとは長く居られない
だからこそ、少し思ってしまった
こんなに虚しいのなら
こんなに、別れが苦しいなら
いっそ、出逢わなければ...と
でも、ふと我に返って
弱々しくも、手にすり寄ってきたこの子を見て
苦しかった事より、嬉しい事の方が多く浮かんできて
どっちなのか、分からないけれど
毎回毎回
涙が溢れてくる
それでも、僕はその度に涙を拭う
どうしてって問いかけても
君は僕を置いて逝ってしまうけど
君が最初、僕に笑顔を見せてくれたように
僕は最後に
君に笑顔を見せたいから
1/14/2026, 11:25:24 AM