#62「目が覚めるまでに」
僕はある夢を見ていた
君と森の中の1本の小道を歩いていた
この道はどこへ向かっているのだろうか
丁度いい気温で、木漏れ日が暖かくて
君にゆっくり手を引かれている
せめて目が覚めるまでに目的地へ
君とどこを目指していたんだろうか
でも夢は待ってくれなかった
まだ時間はかかったかもしれなかった
それでも最後まで見届けたかった
君は、僕とどこへ行きたかったの?
#61「明日、もし晴れたら」
今日は特別な雨模様
かなりの土砂降りで、雷もなっている
水飛沫が舞い上がって遠くは見えない
今日はこんなお天気。
だが明日はどんなお天気になるだろうか
ねぇ、明日、もし晴れたらさ
僕と一緒にどこかへ出掛けよう
全てを投げ出して、どこか遠くへ行かない?
それがどれだけ大変なもので
君を救う力になるのか分からないけれど
#60「澄んだ瞳」
君が僕のことをじっと見ていたことがあった
しかし僕は見つめられるのが苦手だ
なにがそんなに気になった
だからとりあえず君に声をかけてみた
「君はなにを見ているんだい?」
「ボクは君を見てる」
「なぜ僕を見ているんだい?」
「君が頑張る姿を見るのが好きだから」
特別なにか難しいことをしている訳でもない
単なる作業をしているだけなのだ
それなのに君は
難しいことをしているかのような目をする
君にとって僕のこの仕事は
きっと凄いことなのかな
#59「今1番欲しいもの」
私は今なにが1番欲しいんだろう
そう、自分に問いかけてみる
でも私は分からないと答える
沢山のものがありすぎて決められない
推しのグッズ?
服?
お金?
どれも欲しい
でも、本当に欲しいものが
きっとどこかにもっと他にあるんではと
でも、どうしても捨てられないものがある
今大事な友達と
ずっとずっと切れることのない
大切な”縁”だけは捨てられない
#58「空を見上げて心に浮かんだこと」
空を見上げたら青空が拡がっていて
白い雲が僕らを見下ろしている
なにもなくただ平和な時が流れていて
その平和な時はいつも一瞬で
ふと空を見上げた時いつも思うんだ
空は無限に広がっていて
僕らの未来も無限大に広がっていて
一つ一つの選択が
ほかのとはまた違う選択肢を広げていく
僕の行きたい道はどれなんだろう
そこに行くための選択肢、選べているのかな