藍(らん)

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#62「目が覚めるまでに」


 僕はある夢を見ていた

 君と森の中の1本の小道を歩いていた

 この道はどこへ向かっているのだろうか

 丁度いい気温で、木漏れ日が暖かくて

 君にゆっくり手を引かれている

 せめて目が覚めるまでに目的地へ

 君とどこを目指していたんだろうか



 でも夢は待ってくれなかった

 まだ時間はかかったかもしれなかった

 それでも最後まで見届けたかった

 君は、僕とどこへ行きたかったの?

8/3/2023, 10:44:18 AM