「空を見上げて心に浮かんだこと」
私が中学へ登校するとき、不意に空を見たらなんか、すごく綺麗で幻想的に感じた。青くすんだ空にジリジリした夏を感じる暑さ、そこに綺麗な雲が加わって映画の名場面のようだった。
私は社会人になった、あの雲を見ることはなくなった。いつも地面を見て歩いていたけれど、長い休みが貰えた夏、久しぶりに実家に帰るとお母さんとお父さんが、笑顔で迎えてくれた。その瞬間肩に乗っていた重りが取れたようだった。
少し家で休んでそのあと外を見に行くことにして歩きながら外を見渡した、そこには大きな山や、田んぼに蝉の鳴く音が聞こえた。
何だか昔を思い出して空を見上げた。そこにはあの頃と変わらない綺麗で幻想的な空だった。
私はそんな空を見て、「空は綺麗なままだな~」
って思った。
「手を取り合って」
ある日僕の学校に転校生がきた、その子はとても綺麗で神秘的な魅力があった。その子の名前は佐久夜(さくや)と言うらしい。少し不思議な、名前に感じたがそんなこと気にならなかった。
数週間たったら皆少し不思議な彼女から離れていった。だがそんなことは関係なく僕はよく話しかけていた。そんな彼女と少しずつ仲を深めていった、とある秋が近付いた日、彼女に裏山の崖近くに連れていかれた。どうしたか聞くと、なんと学校を去らないと行けないらしい、僕は「絶対にそんなの嫌だ」と言った。その時彼女がこう言った「それなら私と一緒にくる?」そんなこと言われると思ってもいなくて、とっさに「うん」と言ってしまった。その瞬間彼女が僕の手を取って、崖から落ちた。
~三日後~
「次のニュースです、二人の小学生が行方不明になりました。警察は捜査をしていますが周りの目撃者からの証言では『不意に山を見たら子供二人が崖から落ちてきていて、すぐ駆けつけたら落ちた子供もなにもいなかった』だそうです。」
ここで一言メモ!
女の子の名前を佐久夜(さくや)にした理由
木花之佐久夜毘売(コノハナノサクヤヒメ)と言う桜の如く華やかに咲いて、桜のように儚く散った絶世の美女。まさに美人薄命を絵に描いたような神様がいたようなので、綺麗で神秘的な魅力があると言うことを取って佐久夜にしました。
「もしかしたら、佐久夜は神様だったのかもしれませんね,」
「これまでずっと」
これまでずっと頑張ってきた物が壊れた時どんな気持ちになるんだろう。
君はどんな顔を見せてくれるんだろう、それが気になってしまうんだ。
これまでの全てを崩される可愛そうな君、それを助ける優しい俺、何て素敵な物語が出来ることだろう
「これまでずっと準備してきた物語を始めよう」
「七夕」
「今日は7月7日七夕だ、夜になると天の川は見えると思ったが分からなかった。毎回そうだどれが天の川か分からなくて、毎回僕の織姫と彦星は出逢うことができない。
だから二人は結ばれない。
けれど、とある出来事がこの物語をこの長い綺麗な橋を作り出したようだ。」
いつかまた会えるときを待っている
「友達の思いで」
思いでのアルバムを開いてみていると友達のアルバムがあった。ちょっと気になって見ていたら不思議な文がかいてあった。「貴方と私の境界線今開くとき結ばれる」まじてなにか分からないことでどうせ、あいつが書いたポエムだろうと思って見過ごした。後ろを見るとあいつがいたいないはずのあいつがいた。俺はビックリしてアルバムをひっくり返した。
「なんでいるんだお前は今はもういないはずじゃ」
『なに勝手に私のを!』
彼女はすぐにそのアルバムを手にとって抱えた。
「これは、違うんだ別に急にお前のを見たくなった訳じゃ」
『あーもう、うるさい!恥ずかしいからやめてよ』
そんなことを言いながらソファーに座った。
「このアルバムは昔は友達のアルバムだったのに今は妻のアルバムになったのか、」