多田野一人

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1/21/2025, 2:27:26 PM

羅針盤
この場所から、何処に…
目の前の景色は、霞で朧にしか分からない…どの方向に行けばいいのか…
私の隣には、あなたが一緒にいる…私が、行く宛もなく、彷徨っていた時、さり気なく助けてくれて、其れから、行く先を迷う度に、導いてくれた…
そして、2人で、ここまで来ることが出来て…
この先の、二人の進む道を、お互いに支え合い乍ら一歩一歩進みたい…

1/20/2025, 3:28:36 PM

明日に向かって進む、でも
明日こそは…なんて、何度目の決意だろう…何時も、固い決心をして、次の日には、波打ち際の砂の城の様に脆く崩れてしまう…
今、目の前に浮かぶのは、あの日のきみの姿…未だ大人への入口に立ち始めたあの頃、初めて異性を意識した時に、心の中で、芽生えた切ない気持ち…その想いが何なのか、自分でも判らないうちに、きみと出逢って…漸く、その気持ちが分かり始めた頃、呆気なく突然の幕切れ…
あれから、幾つもの時を越えたのに…ずっと…あの日から、踏み出せない…

1/19/2025, 3:19:52 PM

ただ一人のきみへ
世の中には、沢山の人がいて、沢山の出逢いを繰り返し乍ら、運命の誰かと巡り会うじゃないかと思う…
これまで、色々な人との繋がりが出来て、そして、きみと出逢えた…
きみとの出逢いは、屹度、出逢うべきものだと思う…今迄の人達とは違う、何か判らない感じがするから…

1/18/2025, 3:24:52 PM

手のひらの宇宙
掌には、見えない宇宙が隠れている…とか、いない…とか…
目の前には、見慣れた自分の掌…傷だらけで、ガサガサ荒れた、ゴツゴツして人よりは大きいらしい掌…
窓の向こうには、夜空が拡がり、星が散らばっている…果てのない夜空の向こうにある宇宙と、このチッポケな掌…
計り知れない宇宙の歴史と、自分が刻んで来たこの掌…どちらも、見えない何かが、まだまだあるのかもしれない…

1/17/2025, 2:49:38 PM

風のいたずら
あなたが好き…
気が付いたら、心の声が、唇から零れた…あなたの前では、言わない心算でいたのに…
振り向いたあなたが、私の口元を見ている…周章ててどうしたの?
と視線を返す私…
何か言わなかった?
そうにこやかに、小首を傾げるあなた…
何も…云ってないけど…風の音じゃない?
素直に言えない私…本当は、早くあなたに、伝えたい、この想い…あなたの前では、心とは違う事しか言えない…
せめて、この風に、想いを乗せられるなら…

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