多田野一人

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手のひらの宇宙
掌には、見えない宇宙が隠れている…とか、いない…とか…
目の前には、見慣れた自分の掌…傷だらけで、ガサガサ荒れた、ゴツゴツして人よりは大きいらしい掌…
窓の向こうには、夜空が拡がり、星が散らばっている…果てのない夜空の向こうにある宇宙と、このチッポケな掌…
計り知れない宇宙の歴史と、自分が刻んで来たこの掌…どちらも、見えない何かが、まだまだあるのかもしれない…

1/18/2025, 3:24:52 PM