多田野一人

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9/27/2023, 2:31:36 PM

通り雨
さっき迄晴れていたのに…空を見上げると、向こうには青空が広がっている…取敢えず逃げ込んだ大きな木の下に、君も走って来た。何時ももの静かな君が、珍しく息を上げている…何となく声を掛けると、少し驚き乍らも、小さく頷いてくれて…普段余り言葉を交わさないから、変に意識してしまう…幾つか言葉を交わして居ると、そのうち雨も止んで、さよならした…

9/26/2023, 2:23:06 PM

秋🍁
秋は夕暮れ…慥か、枕草子の一節…日を追うごとに、少しづつ日暮れが早くなる…青空から少しづつ赤みが挿して、段々群青色に変わっていく…そして何処からかともなく集まる烏の群れ…そんな空を見上げ乍ら、少し冷たい風に吹かれた…

9/25/2023, 2:46:33 PM

窓から見える景色
毎朝のことだけれど、起きて寝室を出ると、直ぐに窓がある。窓の向こうには、国道を挟んで、公園があり、その先は、山の裾野で、木々の向こうに、少しだけ山頂が覗いている…少し東側を見ると、朝日が眩しい…国道沿いの住まいだけど、片田舎のことで、周りは、民家が点々で、人通りは殆ど無い…どちらかというと、車が多い。車無しでは、暮らせないから…毎朝、その山を見るのだけれど、季節の移ろいは、なかなか面白いと思う…一日一日では解らないけれど、1月単位では、大きく変わる…春先には、茶色と枯れ木が広がる山も、少しづつ若葉が芽吹き、雨のたびに段々濃くなり、やがて緑で覆われ、夏雲で山並みが隠れたり…それが虫の声とともに、少しづつ色付き始めて、そして、雪で真っ白に…その移ろいは、クヨクヨしがちな私に、少し余裕を与えてくれる…窓の向こうの日常は、小さな変化を、何気に教えてくれる…

9/24/2023, 2:43:53 PM

形の無いもの
どうしたら…と、今日も出口の見えない答えを考えててしまう…君と出逢ってから、ずっと君に振り向いて欲しくて…平凡過ぎて、何の特徴も無いから、知り合い以上になれなくて…この想いをどうしたら君に…

9/23/2023, 2:42:38 PM

ジャングルジム
野暮用の次いでに、昔住んで居た町を歩いた…すっかり変わってしまった町並みに、一寸戸惑いと淋しさを感じ乍ら…そして、いくつか路地を過ぎると、小さな公園に辿り着いた…あの頃は広々した記憶なのに、意外と狭いのに吃驚した…公園に入ると、あの頃の様に、滑り台と、ブラコン、シーソー、砂場と、ジャングルジムがあった…懐かしさに思わず目を閉じると、仲良しだったあの娘が浮かんで来た。そういえば、よく二人で、ジャングルジムで鬼ごっこしていたな…夕方迄遊んで、最後は、ジャングルジムのてっぺん迄登って、無邪気に、大きくなったら結婚しようね、何て言っていた…結局、うちが引っ越す事になり、それきり逢えないままだけど…元気にしてるかな、なんて思っていたら…

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