冬華(トウカ)

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2/9/2024, 12:24:45 PM

花束
『君に花束をあげようと思う

でも、漫画とか、アニメとか、小説とかに出てくる、

「100本のバラ」とか、そんな大きいもんじゃない

そんなん、お金かかるし、どこに飾るの?って話だからね

ってか、あの花束もらった人って、どこに飾ってんのかなって、本当に思うんだよね
不思議だな

こんな話してたらずっと終わらないから、今回は終わり

また今度話そうな

それで、俺があげるのは、この手紙と一緒に置いてある、一本のバラ。それが、俺からの花束。

花束?って思うかもしれない。でも、俺からの気持ちは、100本分だから。十分だと思ってな。

受け取ってください。俺からの、最初で最後の、本気の思いだ。』


「なんでよ…」

ある少女の前には、一本のドライフラワーと、手紙の入っていた封筒。そして、ある男が、横たわっていた。

2/8/2024, 11:19:18 AM

にこにこ、にっこり。
君の笑顔は、僕の太陽。
その暖かさは、太陽も超える。心地いい暖かさ。
その笑顔に、何度救われたか。
君は「何もしてないよ」って、笑って言ってた。
でも、君が笑っていてくれることが、僕にとっては救いだった。

僕は、君の救いになれていたかな?いや、たぶんなれてないね。


だって、君はもういないんだから。救えていたら、まだ君はいると思う。

でも、君の手紙には、「ありがとう」っていう、一言が。

なんで。だって、僕は、「何もしてないよ」

2/7/2024, 11:44:16 AM

どこにも書けないこと

どこにも書けないこと。そりゃ、ここにも書くわけないよ。だって、どこにも書けないことだから。

そんなわざわざ、人の目に晒されるこのアプリにも、日記にだって、書けるわけないよ。どこにも書けないんだし。

いや、いくら頼まれたって、書けるわけない。書かないったら、書かないよ。

…「あなたが好き」だなんて、どこにも書けないし…

2/6/2024, 10:09:24 AM

時計の針は、静かな部屋の中に、一定のリズムで演奏を響かせている。

カチ、コチ、カチ、コチ…

この、音が心地いい。気がつくと、時計の針は午後8時半をさしている。
1時間は聴いていた。この演奏は、止まることはないと、信じていた。

ある日、演奏を聴こうと思い、ソファに寝転がる。

…、…、…、

あれ…?音が…

君も、突然いなくなってしまうのか。あの人と同じように。人も、君も、信じていると裏切って。

…いや、こっちが勝手に信じてるだけで、そっちには迷惑なのかな。わたしが、酷いことしてるのか。

君たちは、何も悪くないもんね。そうだよね。悪いのは、全部、全部。全部全部ぜんぶぜんぶ。

わたしだよね。

2/5/2024, 11:11:30 AM

溢れる気持ち
好き、好き、すき、スキ、「好き、好き、すき。」

わたしの溢れる気持ち、抑えられない。

あぁ、あぁ、大好き、本当に大好き。一緒にいたい、一緒になりたい。

あぁ、ダメだ。君が嫌がるのに、君が拒絶するのに、わたしの気持ちは暴れてる。もう、ダメ。わたしの気持ちは、おさまることを知らない。

「ねぇ…いっしょに、なろ…?」

「…!…!」

「アハハハ!嬉しい!いっしょになって、くれるんだね!」

君も、おんなじ気持ちだって!じゃあ、行こうか!

わたしは君と、5階の窓から飛び立った。

「アイシテル」

グシャ

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