冬華(トウカ)

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12/3/2025, 11:17:14 AM

今日は一段と冷える。
最高気温、6℃だって。もうすっかり冬。
夜には雪も舞うらしい。今年後半の初雪だ。
冷たい風が、強く吹いている。
びゅうびゅうと、強く、強く。
冬の足音がする。何も聞こえないけど。
聞こえるのは、風の吹く音、寒い寒いと言う周りの人々の声、いつもより急ぎ足な足音だけ。
冬の足音なんて、聞こえやしないけど、なぜか聞こえる気がする。

今年も終わりに近づいている。
今年最後の冬が、やってくる。

11/28/2025, 10:33:24 AM

紺色よりも、もっと深い空
端からだんだんと、薄く、白くなっていく
暗い世界に、光を差し込み
世界の姿が、顕になってきた

草木は霜で白く染められている
空気は冷たく、世界に静けさを作り出している

霜降る朝
冷たく、静かな、美しい朝
世界とは、これほどまでに美しくなれると、そう思った

11/27/2025, 10:16:21 AM

人生の一大イベント。
落ち着かないし、心臓もうるさいし、頭も回らないし、息もしづらい気がする。
一旦深呼吸、と思って何度かしてみるけど、全然変わらない。

どうしよう。失敗しないかな。もし失敗したらやばいよね。いやでもいけるかも。いやいや、なんの根拠もないよな。本当にやばいな。まずいまずい。

こんな感じで、あたまぐちゃぐちゃ。

そんな時は。一度目を閉じて。耳も塞いで。
目の前は真っ暗。音も何もない。君だけの世界。
心を落ち着かせてあげよう。
僕の中の僕が、深呼吸をする。何も考えず、ただ深呼吸をする。
すると自然と、自分の体も深呼吸する。
あれあれあれれ。なんだか気持ちが楽になってきたね。
肩の力も抜けてきて、いい感じかも。
いままで、何に悩んでたんだっけ。

まぁ、そんなことは置いておこう。
もう大丈夫さ。心も自分も落ち着けたよ。
ゆっくり、ゆっくりと目を開けて、ゆっくりゆっくり、耳から手を外す。

いつもの騒がしさが戻ってきた。
だけど、今はもう、心臓も、自分も、うるさくない。
なんだか、頑張れそう。

11/23/2025, 10:25:40 PM

大事な人と、過ごした時間。
それはそれは幸せで、楽しくて。しかもそれが長く続いてしまったせいで、この時間が永遠に続くと、勘違いしていた。

大事な人と、喧嘩した時間。
大事な人だからこそ、強く言っても大丈夫だって、信頼してた。喧嘩しても、仲直りできるんだって、そう信じてた。

大事な人と、離れた時間。
なぜか私は、謝れば済むと思っていた。大事な人の優しさに、甘えていた。

大事な人を、手放した時間。
あの時の幸せが、嘘のようになくなってしまって、私は今も、あの時の幸せを夢見ている。もう、会うこともできないのに。
あなたがいなくなってから、毎日が楽しくなくて、幸せも感じられなくて、何をしてても、物足りない。
もう会えないあなたに甘えすぎた自分を戒めて、あなたにずっと謝りたくて、後悔ばかりが残っている。
あなたを手放した時間は、きっと、いつまでも後悔しているだろう。ずっと、苦しいのだろう。

11/20/2025, 10:14:51 AM

僕らの歩く、「人生」というものは、目の前にある選択肢の中から一つ選ぶと、「未来」という先に進める。
どの選択肢を選ぶと、どんな未来が待っているのか、それは、RPGみたいにわからないものだ。
かと言って、どれかを選択したら、もうリセットもロードもできない。
僕らは、先の見えない人生を歩んでいる。
見えない未来へ、歩み続けている。
たとえその未来が、最悪でも、最高でも、普通でも。
僕らは、その道を歩み続けているんだ。

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